映画「2046」主演のトニー・レオンインタビュー。

2004/10/31 15:05 Written by コ○助

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相変わらず日本では木村拓哉を前面に押し出したプロモーションとなっている王家衛監督の最新作「2046」なりが、主演はもちろんアジアのスターにして、世界的にも高い評価を受けているトニー・レオン。王家衛監督とは長年タッグを組み、たくさんの香港映画に主演しているので香港映画好きな人からはずっと愛されている役者なりが、最近は「HERO」や「インファナル・アフェア」のヒットによって、一般の人にもすっかりおなじみの役者になったなりよね。

コ○助がトニー・レオンの出演作を初めて観たのは候孝賢監督の「悲情城市」だったように思うなり。もうかれこれ10年くらい前のことなりか。当時はまだトニー・レオンは日本ではほとんど無名に近い存在で、コ○助も「悲情城市」を観た時には、トニー・レオンが出演しているということは全く意識せずに観ていたなりよ。「耳が聞こえず口も聞けない」という難役だったなりが、女性との悲恋を非常に印象深く演じていたなりね。

その後、王家衛監督と初めてタッグを組んだ「欲望の翼」、続く「恋する惑星」「楽園の瑕」といった作品が日本でも評判となり、トニー・レオンの名前は浸透していったなり。これらの作品が立て続けに公開された時期に、コ○助は映画をたくさん観ることに生き甲斐を感じていた大学生時代を過ごしていたので、漁るように香港映画を始めとするアジア映画全般を観ていたなりよ。もちろん、その中には「月夜の願い/新難兄難弟」や「シクロ」「ハード・ボイルド/新・男たちの挽歌」など、トニー・レオンの出演作もたくさんあったので、コ○助の中では当時も今も、変わらずトニー・レオンは好きな役者の一人なりね。

そんなトニー・レオンの最新主演作でもあり、香港映画好きなら外すことができない王家衛監督の最新作ということで「2046」は早く観に行きたいなりが、まだスケジュールの調整が付かずに行けていない状態。木村拓哉を前面に押し出したプロモーションの結果、初めて王家衛監督の作品を観るような人が続出しているために、あまり作品の評判は芳しくないようなりが、まあそれは予想の範囲内(笑)。王家衛監督の作品が一般受けするわけがないし、全国ロードショーするような作品では無いなりからねぇ……。

さて、やっと本題に入るなりが、「2046」に主演しているトニー・レオンのインタビュー記事が読売新聞に出ていたので、簡単に見ておくことにするなり。

「前作(=花様年華)と同じ人物でも別の人格を演じて欲しいと監督に言われた」
「(王家衛の作品では)役そのものを感じながら、演じるしかない。そして完成した映画を見て、ああ自分はこんな人間だったんだと気づく。これは人生と同じ」
「(製作に5年かかったことは)僕は楽しんだ。これほどの時間をかけ、立体的に役を深められる経験はそうはない」
「(木村拓哉は)順応性が高く、素晴らしい役者だ。僕にも経験はあるが、撮影スタイルの違うクルーの中で、あれほどやれるとはね」

これから「2046」を観に行こうと思っている人は、同じキャラクターを演じているという前作の「花様年華」をチェックしてから行くと面白さが増すかもしれないなりね。「花様年華」もどうしてなかなか、良い作品なのでぜひぜひ。

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