沖縄でイグアナの目撃報告相次ぐ、自然繁殖か。

2004/10/29 17:35 Written by コ○助

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メキシコやパラグアイなど、主に中南米に分布している爬虫類のイグアナ。なので、当然沖縄には生息しているわけが無い、生息していてはいけない動物なりが、ここ数年、イグアナが道路や町中を闊歩している姿が目撃されているというなりよ。ペットとして飼っていたイグアナを誰かが離したと考えられているなりが、それがどうも繁殖を始めている痕跡があちこちで見られるというなり。

29日付けの琉球新報の記事によると、9月末ごろ、石垣島北部にある明石小学校付近でイグアナを捕獲。地元での目撃報告は10年近く前からあるようで、今回捕獲されたイグアナのほかにも子どもと思われる40センチほどの個体も目撃され、卵を産むため掘ったと見られる跡も発見されているというなり。また、今回イグアナが捕獲された明石小学校では「たまに運動場に現れる。何年か前から見たという話はあった」と、日常的な風景として溶け込んでいるようなりよ。沖縄でイグアナ……。

気になったので過去の目撃報告を探してみると、結構出てくるものなりね。例えばつい先日、10月16日には沖縄本島で目撃されているようで、その様子を伝えているインターネットウルマから引用してみると。

「沖縄本島北部の宜野座村区内で16日午後、カジマヤーの祝賀会を準備していた区公民館のフェンスに体長約1.5mの“イグアナ”がしがみついているのが見つかりました。区民によると、区内ではこれまでもイグアナの目撃情報があるとのことです」

と、いった具合。また、2003年11月27日にも、同じくインターネットウルマにイグアナ捕獲の一報が載せられているなり。

「名護市源河の路上で体長約1.5mのグリーンイグアナが見つかり、捕獲されました。源河地域では、今年8月頃から『「畑に大きなトカゲがいた』『川にワニが出た』などの目撃情報があったそうです。中南米地域に生息するイグアナが沖縄の冬を越すのは難しいらしく、名護市のネオパークオキナワに引き取られました。関係者によると、イグアナは年に3度ほど保護されるが、こんなに大きいものは初めてということです」

過去の琉球新報の記事によると、1990年代に入ってから沖縄県でもイグアナをペットとして購入する人が増え、年間5,000匹程度が売れていたというなりよ。単純に10年間で50,000匹くらいのイグアナが沖縄県にはいた可能性があるなりね。それだけいたとなると、飼育しきれなかったから、という理由で安易に野に放つ輩がいたとしても不思議では無いなりか。

イグアナは草食動物のため、現在のところまだ被害報告などは出ていないようなりが、今後生態系に与える影響や地元農作物への影響を考えると放置しておくわけにはいかない問題なりよね。イグアナに罪は無いので可哀想なりが、手を打つなら早いうちにしたほうが良いのかも。同じような外来種の流入によってさまざまな問題が各地で起こっているだけに、見過ごすことの出来ない問題なり。

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