昨年秋に放送されたフジテレビ系ドラマ「ビギナー」の主演オーディションを1万人の中から勝ち抜き、シンデレラガールとして華々しいデビューを飾ったミムラ。「モデル経験はあるものの、演技経験は全くない」という触れ込みでデビューしただけあって「ビギナー」では演技に硬さが見られたのは確かなりが、ニコニコとした笑顔が魅力的で、それほど評判は悪くなかったように思うなり。

「ビギナー」のあとは、同じくフジテレビ系の「ファイアーボーイズ〜め組の大吾」と「離婚弁護士」に出演。こちらは主演扱いではなかったなりね。「ファイアーボーイズ」は視聴率が悪かったためにドラマ自体がそれほど話題にならず、「離婚弁護士」はドラマ自体の評判は良かったもののミムラのことはあまり話題の上らなかったように思うなり。でも、そうやって着々とキャリアを積み重ねて来たなりね。そして再び、満を持して1年ぶりのドラマ主演となる「めだか」に起用されたわけなり。

コ○助は現在放送されている「めだか」を見ているなりが、「ビギナー」のような演技の硬さはすっかり取れ、さらに表情豊かに、良い女優さんになっていると思うなりよ。最初「めだか」のミムラを見た時には「ミムラってこんな顔だったっけ？」と思ってしまったほど（顔が整形したように変わった、というわけではなく、表情が変わった、ということ）。演技もまだ「上手い！」というレベルでは無いなりが、それでも特に違和感を感じるほどでも無いレベルまでは来ているという印象なり。

ただ、残念なのは「めだか」の視聴率が極端に低いこと。初回視聴率は12.9％と火曜21時枠ということを考えれば及第点のスタートだったなりが、その後徐々に視聴率は下がり始め、第4回の放送ではついに7.3％と、一ケタに突入。現在放送されている各局の連続ドラマの中で最下位争いを演じてしまっているなり。仮にこのまま一ケタの視聴率が続いてしまうと、途中で打ち切りという可能性も。主演ドラマが打ち切り、というのは後々影響を残しそうなので、なんとしてでもそれは避けたいところなりが……。

思うに、「めだか」はちょっと題材がベタベタの学園モノ過ぎるかな、と。よくある「熱血先生が生徒の問題に干渉してくる」パターンなので、ストーリーに何も目新しさが無いなりね。また、脇を固める俳優も若干地味な感じ。「ビギナー」の時は豪華なキャストで周りを固めたので視聴率もそこそこ取れていたなりが、「めだか」はここまで見た感じでは厳しいかも。まあ結局はミムラがまだ視聴率を取れる女優ではない、ということが大きいのかもしれないなりが、「めだか」の不振をミムラだけの責任にしてしまうのはちょっと可哀想な気がするなり。

とはいえ、来月公開される映画「海猫」で映画初出演、来年2月に公開される映画「着信アリ2」で映画初主演と、ミムラは今後も大きな仕事をこなしているなりね。フジテレビのプロデューサーの中には「ウチの将来を背負って立つ女優だよ」と豪語する人もいるようなので、まだしばらくはフジテレビの後ろ盾で仕事が回って来そう。ミムラも、そういった恵まれた環境にいるうちに、早くちゃんとした人気を確立できると良いなりね。

コ○助はミムラは好きな女優さんなりよ。なので、主演ドラマの低視聴率にもめげず、頑張って欲しいものなり。