有線ブロードネットワークスがダイエーホークス買収を検討。

2004/10/22 02:33 Written by コ○助

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なにやら堰を切ったようにプロ野球への参入を表明するIT関連企業が相次いでいるなりが、実際に手を挙げたライブドアと楽天、チラッとだけ参入意思を見せたサイバーエージェント、ダイエーホークス買収を表明したソフトバンクに続き、今度は有線ブロードネットワークスがプロ野球への参入を検討しているというなり。狙いはソフトバンク同様、ダイエーホークスの買収。人気球団を傘下に収め、ネットでの野球中継といったコンテンツの確保に乗り出したい考えなりね。

一般の人には有線ブロードネットワークスと聞いてもピンと来ない人も多いかもしれないなりが、有線ブロードネットワークスの前身の社名は大阪有線放送。そう、あのパチンコ屋や喫茶店などに流れている有線放送のサービスを提供している会社なりよ。

現在は光ファイバーを用いた高速インターネットサービスをメインで展開し、最近はブロードバンド配信するためのコンテンツの囲い込みをするべく、企業買収に積極的に乗り出しているなりね。9月には音楽業界最大手のエイベックスと資本提携、今月12日には映画配給大手のギャガ・コミュニケーションズの経営支援に乗り出す検討を始めるなど、かなり動きが活発化しているなり。

現時点では有線ブロードネットワークスは産業再生機構側に直接ダイエーホークスの買収について打診はしていないようなりが、「プロ野球は重要なコンテンツとの認識があり、(買収に)関心はある。宇野康秀社長も買収に前向きで、球団売却が決まった段階で、正式な検討に入りたい」と広報担当者がコメントを発表しており、今後ダイエー本体の支援企業の判断次第でダイエーホークス争奪戦が勃発することになるなりね。

ただ、有線ブロードネットワークスは大阪有線放送時代、違法を承知で有線放送のケーブルを勝手に張り巡らしていたのは有名な話。同業者からは「無届け営業」「電柱の不法使用」と散々な評判だった企業だったことから、ライブドアや楽天の合法的なエロサイト関連で渋い顔をしているプロ野球の各球団が、違法と知りつつ営業を続けて来た歴史を持つ有線ブロードネットワークスにプロ野球の門戸を開放するかどうか。もちろん、現在はちゃんと認可を得た上で営業しているので法を犯しているわけでは無いなりが、ライブドアや楽天以上に厳しい目で見られることになるので、ちょっと参入は難しそうな気がするなり。

ダイエーホークスは来季の開幕時点で、いったいどの企業が親会社になっているなりかね。選手やスタッフも不安を抱えながら年を越すことになりそうなので、できるだけ早く産業再生機構の判断が下ることに期待したいものなり。

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