「PSP」の開発者、川西泉氏インタビュー。

2004/10/16 12:32 Written by コ○助

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今週発売しているいろいろな雑誌を見ていたら、結構「PSP」の広告が載っているのを見かけたなりよ。「PSP」の具体的な内容には一切触れていない、超シンプルな広告なりが、巷の「年内発売不安説」を払拭するかのようにプロモーションが展開され始めているなりね。まあ開発側が「絶対に年内に発売する」と断言しているので、それほど心配しなくても良いのかもしれないなりが、発売日も価格も発表されていないのは、やはりちょっと心配ではあるなり。

でも、最近は「PSP」に関するニュースが相次いで出るようになってきたので、徐々に発売に向けて情報が小出しにされて来ている印象を受けるなり。先日もあまり明かされていない「PSP」のAV機能がどうなっているのか、という点を突っ込んだインタビュー記事をご紹介したなりが、今度は「PSP」の全般的なことに関してのインタビュー記事がGAME Watchに出ていたのでご紹介を。開発の苦労話や液晶やUMD、ネットワーク接続に関してなど、「PSP」の全体像が見えてくるようなインタビュー記事となっているなり。

「(携帯型ゲーム機の)構想というのは、かなり前からあったのですが、実際にスタートしたのは去年からです」
「こだわりという点では、この大きさに抑えたということがひとつありますね。それと、フラットしたかったというのはあります。あと、薄さでしょうか。薄さにはかなりこだわりましたね」
「(USBでの接続という点では) カメラとかGPSとか色々な可能性がありますね。ゲーム的には面白いと思います」
「(液晶は)『小さいからこんな程度の表現だよね』といった具合に妥協したくなかった」
「(バッテリーは)すくなくとも何時間も待つということはないですね。かなり急速に充電できます」
「(UMDの起動時間は)プレイステーション 2と同等くらいだと思います」
「PSPをUSBでPCに繋ぐとマスストレージモードとしてメモリスティックがPC側のドライブとして認識され、直接メモリースティックに書き込めるようになります」

すでに明らかにされている話も多いなりが、改めて機能的な特徴を並べられると、凄い性能の携帯ゲーム機が出るなぁ、と感じないわけにはいかないなりよね。パソコンと連携できるのは、これまでのゲーム機には無かった試みだし、広がりを持たせるという意味でも良い方向性だと思うなり。

とはいえ、本体の性能がいかに優れていようとも、肝心のソフトが揃わずに散っていったハードはこれまで数多く存在しているだけに、「PSP」も決して油断はできないところ。現時点で判明している開発中のソフトはプレステ2作品の続編モノがズラリと並んでおり、あまり興味が持てないというユーザーが多いのも事実。また、UMDでは映画コンテンツがDVDのように販売されるというなりが、「PSP」でしか再生できないUMDの映画ソフトを購入する人がそれほどいるとも思えないだけに、発売直後は様子見をする人が多いかもしれないなりね。いくつかの不安要素を抱えながら船出することになるであろう「PSP」がどの程度売れるのか。ライバルの「ニンテンドーDS」ともども、楽しみなところなり。

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