Utada、ビルボード総合チャート160位に初登場。

2004/10/15 11:13 Written by コ○助

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全米デビュー宣言以降、じっくりと時間をかけて制作されたアルバム「EXODUS(エキソドス)」を引っさげ、今月遂に全米進出を果たしたUtadaこと宇多田ヒカルなりが、大方の予想通り思ったほど売上げが伸びていないようで、23日付けのビルボード総合チャートでは初登場160位にランクインすることが明らかとなったなり。オリコンで言えば、見開きの100位までにランクインしていないということなりねぇ。日本の「歌姫」は、どうやらかなり厳しい船出を余儀なくされたようなり。

ただ、新人アーティストだけのチャート「ニュー・アーティスト・アルバム」では、5位にランクインしているので、まだ望みが無いわけでは無い……と、断言はできないところが厳しいなりが(笑)。日本のメディアの中にはこの新人チャートを切り取って「Utada 全米5位発進」なんてのんき騒いでいるところも見かけるなりが、まあそれはまやかしなので、あまり過剰な期待はしないほうが良いのではないかと。

宇多田ヒカルがこの時期に全米デビューすることを決めたのは、例年大物歌手がクリスマスシーズンに向けて発表するアルバムが、11月に集中発売されるからだと言われているなり。つまり、あまり競合するような強力なライバルがいない中で発売されたのも関わらず、160位という成績だった……ということを考えれば、全米における宇多田ヒカルの評価は推して知るべし、といった感じなりか。

アメリカに住んでいるウォール真木に、宇多田ヒカルのデビューについて聞いたことがあったなりよ。「実際のところ、アメリカでは宇多田ヒカルは話題になることってあるんですか?」と。すると「全くない」という連れない答えが返ってきたなりね。まあニューヨークなどの大都市圏ではまた若干事情は違うのかもしれないなりが、少なくともウォール真木が住むセントルイスではサッパリ話題になっていなかったようなり。ちょっと騒ぎすぎの感すらあった日本とは、かなりの温度差が有りそうなりね(笑)。

ちなみに、「EXODUS」は日本ではそこそこ売れている(オリコン初登場1位→2位→2位→4位→2位)ものの、数々のセールス記録を塗り替えてきた宇多田ヒカルの新作としては、非常に寂しい売上げ枚数となっているようなり。過去にも全米進出を目指したアーティストは多いなりが、だいたいどっちつかずになって、国内のファンも失うことになるなりよねぇ。いきなりアメリカで惨敗スタートとなった宇多田ヒカルは、今後もUtadaとしてアメリカを舞台に活動を続けるのか、宇多田ヒカルに戻って国内での活動に専念するのか。来年の今ごろ、どちらがメインの活動になっていると思うなりか?

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