横浜のタイロン・ウッズ内野手の退団が確実に。

2004/10/09 10:37 Written by コ○助

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来日1年目の昨年、いきなり40本塁打を放って本塁打王のタイトルを獲得。今季も45本塁打を放つなど、横浜の主砲として存分に力を発揮してきたタイロン・ウッズ内野手なりが、8月頃から来季契約の条件が折り合わない可能性があると囁かれ始め、他球団が新外国人の獲得リストに載せるといった動きが出ていたなりよね。最近はアメリカで優秀な選手を発掘するのが難しくなってきていることから、日本のプロ野球ですでに成功している選手を獲るのがある種のトレンドになっているなりが、申し分ない実績を残しているウッズ選手を巡って争奪戦が起こるのは必至の情勢となってきたなり。

ウッズ選手が横浜退団を決意した最大の理由は複数年契約。横浜は選手の複数年契約を認めない方針を昨年から採用しているため、複数年契約をそのまま受け入れることはできないなりが、球団としても最大限の譲歩として成績次第で違約金を払えば契約を解除できるバイアウト方式を採用した2年契約を提示する構えだったようなり。ただ、バイアウト方式のオプションが付くのは実質単年契約のようなもの。ウッズ選手の希望とはズレがあるため、安心してプレーできる球団へと移籍することを決意したようなり。また、横浜が提示した金額は、今季年俸1億1,000万円からほぼ倍増の2億円が限度としており、これもウッズ選手にとっては「低い評価」と受け取られたなりね。

仮にこのまま横浜と妥協点が見出せずに退団となると、現時点で獲得に乗り出すと言われているのは阪神と中日。阪神はジョージ・アリアス内野手に代わる右の大砲を補強したい考えなりが、2年総額6億円という大型の契約を用意してウッズ選手争奪戦に参戦するなりね。久万俊二郎オーナーも「(大型補強は)勝つために必要なら。優勝を狙わないかん。お金のことは任せといて。10億、20億の金はどないでもなります」といつになく景気が良いようなので、交渉次第では金銭面でさらなる上積みがあるかもしれないなりね。

ただ、ウッズ選手は中日への移籍を希望しているとの情報もあり、単純に金銭面だけでは推し量れないものがある可能性も。今後、ロベルト・ペタジーニ内野手との交渉が難航することが予想され、タフィ・ローズ外野手が外国人枠から外れる巨人が争奪戦に参戦する可能性も否定できないため、マネーゲームの様相を呈してくるかもしれないなりね。そうなると、以前のペタジーニ選手争奪戦の時のようになってくるかも?

個人的には、ウッズ選手の実績や力は認めるものの、果たして阪神に移籍して甲子園が主戦場になった場合に、横浜の2年間と同じような成績が残せるかと言われれば疑問。また、横浜はいわゆる「飛ぶボール」を採用していたなりが、阪神は「飛ぶボール」を採用していないため、本塁打数が激減するような予感がするなりよ。まあ、こればかりは実際にやってみないことには何とも言えないなりが……。

今オフは大物外国人選手を巡る熱きバトルから目が離せなくなりそうなりね。

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