映画「ハウルの動く城」、試写会で「声優キムタク」に疑問の声。

2004/10/07 10:05 Written by コ○助

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国内の興行成績記録を塗り替え、海外でも高い評価を受けた「千と千尋の神隠し」から3年。宮崎駿監督の久しぶりの新作となる「ハウルの動く城」には、宮崎アニメファンのみならず、配給元の東宝や劇場関係者から大きな期待が寄せられているなりが、現在発売中の「週刊新潮」に気になる記事が出ていたなりよ。まあ情報元が「週刊新潮」なので、そこら辺は割り引いて先を読み進めて欲しいなりが(笑)。

なんでも、東宝は9月16日に社員限定の試写会を日比谷スカラ座で開催。会場は満席で立ち見も出るほどの盛況だったようなりが、試写会の後「なんだ、あのハウルは」との声が上がったというなりよ。どういうことなのか、少し「週刊新潮」の記事を引用してみると。
「倍賞さんはベテランなのに、女の子の初々しさをしっかり表現していました。美輪さんは、威厳があって、まさに圧巻そのもの。ところが、キムタクは最悪です。セリフは棒読みで、抑揚のない、感情のこもっていない声に、みなガッカリしていましたよ」(東宝関係者)
また、先に出品されたベネチア国際映画祭で「ハウルの動く城」を鑑賞したという映画ジャーナリストの話も紹介されているなり。
「キムタクなりに一生懸命演じていることは伝わるのですが、いかんせん、どこまでいってもキムタクです。倍賞さんや美輪さんのようにキャラクターと声優が同化していないので、ハウルは最後までキムタクの顔がちらついて、感情移入ができなかった」
木村拓哉の演技がどこまで行ってもキムタクで、セリフが棒読みなのは今に始まったことでは無いなりが、ドラマのように顔が見えるわけではない、全く別のキャラクターを演じるアニメでは、どこまで行ってもキムタク状態が続くのはちょっとキツイなりねぇ。

ちなみに、これまで「ハウルの動く城」に木村拓哉が起用されたのはスタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーが「日本を代表する現代の美青年と言えば木村拓哉」というひらめきによってオファーを出したところ、木村拓哉が快諾したという話が出ていたなりが、「週刊新潮」では「宮崎作品に参加したいと、木村拓哉自ら売り込みをかけた」とあるなり。どちらからのアプローチにせよ、いずれにしても相思相愛だったことには違いないなりね。

まだ実際に「ハウルの動く城」を観た人は少ないわけだし、これだけの情報で評価を下すのは早計。ただ、実際に観て「やっぱりキムタクダメかも」と思う人が多い、ということにでもなれば、最近の俳優を声優に起用する手法を見直す必要が出てくるかもしれないなりね。どんな仕上がりになっているのか、楽しみなり。

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