中日の川崎憲次郎投手が現役引退を表明。

2004/10/03 22:34 Written by コ○助

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かつては「巨人キラー」の名を欲しいままにし、沢村賞にも輝き、FA権行使の際にはレッドソックスから正式にオファーが届いたほどの川崎投手なりが、中日に移籍してからの4年間は、それまでの実績をかき消してしまうかのような低迷を続けたなりよね。実際、3年間は右肩痛のため何もしていなかったに等しいので、低迷以前の問題なりか。

今季は開幕前から実戦で登板し、開幕投手にも抜擢されたなりが、残念ながらこれまでの成績は2試合に登板し、0勝1敗、防御率60.75。投球回数はわずかに「1 1/3回」のまま、10月を迎えてしまったなりね。落合監督は本拠地最終戦となる10月3日のヤクルト戦に先発させると予告していたなりが、川崎投手本人の口から、この試合が現役最後の登板になることが明らかにされたなり。

川崎投手といえば、避けては通れないのが昨年のオールスターファン投票の話題。1軍登板ゼロで3年目を迎えてしまった川崎投手を「さらす」のを目的に、悪意ある組織票が川崎投手に投票され、ネット投票のシステム不備も手伝って1位に選ばれてしまったなりよね。川崎投手は1位に選出されたとの一報を聞いたとき「最初は励みになると思っていた」と、純粋にファンの応援と思って喜んだというなりが、その後「ある人から(投票の経緯を)聞いて、そんなもんかと思った。ボクが出たらいけないでしょう」と語り、結局オールスターへの出場を辞退。なんとも後味の悪さだけが残ったのは記憶に新しいところなり。

また、やはり避けては通れない話題は、かつて交際していたタレントの可愛かずみさんが、1997年に川崎投手の自宅マンションから飛び降り自殺をしたこと。遺書などが残されていなかったために直接の因果関係は結局闇の中なりが、青年実業家との結婚を2か月後に控えて、昔の恋人の自宅で自殺したという不可解な行動は、当時大きく報道されたなりよね。

本業の野球以外のところで、かなり辛い思いをして来た川崎投手。もちろん、野球人生後半に成績が残せずに苦しんだことも加えれば、三重苦を背負っての野球人生だったのかもしれないなり。数多くの野球選手がいる中で、これだけ波乱の野球人生を送った選手はそうそういないなりよね。プロ入りから16年。復活することなく引退してしまうのは全盛期を知る者としては寂しいものがあるなりが、本当にお疲れさまでしたなり。

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