ヤクルトのベテラン2選手がFA権を行使へ。

2004/10/03 17:56 Written by コ○助

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これまでヤクルトの屋台骨を支えてきたベテランの稲葉篤紀外野手と真中満外野手。今季途中にFA権を取得した両選手なりが、たびたび権利の行使が伝えられてきた稲葉選手に加えて、選手会長の真中選手も移籍を睨んだFA権行使に踏み切る考えであることが明らかになったなり。長年ヤクルト一筋でプレーしてきた両選手だけに、ファンにとっては不安なオフになりそうなりね。

稲葉選手は1994年のドラフト3位でヤクルトに入団。法政大学時代から主軸打者として活躍していたなりが、プロ入り後も一発が打てる巧打者として期待に応える成績を残し、ファンからも高い人気を得ているなりよね。最高の成績を収めたのは2001年のシーズン。138試合に出場し、打率.311、25本塁打、90打点と、素晴らしい成績を残しているなり。ただ、ここ数年は腰痛と左ひじ痛の影響で不振が続いており、今季も相手投手の左右によってベンチを温めるシーンが多く見られたなりよ。稲葉選手はこうした環境を変える意味でも、FA権を行使する決意を固めたようなり。

ちなみに、第一希望はメジャー挑戦になるようで、これには同郷の後輩にして、かつて同じバッティングセンターの同じゲージを交互に打って育ったという、マリナーズのイチロー外野手に刺激されている部分もあるのだとか。イチロー選手が大記録を達成した時期ということで、余計に刺激を受けている感はあるなりが、もともとメジャー志向が強い選手だっただけに、メジャーの各球団の動向次第では移籍実現の可能性も十分。メジャー移籍が叶わなかった場合でも、国内他球団への移籍という選択肢を消してはいないようなので、状況次第ではヤクルトから流出必至といった感じなりか。

一方の真中選手は選手会長としてチームをまとめているものの、今季は87試合の出場にとどまり、若手にレギュラーの座を追われている格好。「自分自身甘えがある。新球団でやるのも構わない」と、こちらも移籍の可能性を全く否定していないなりよ。これまでヤクルトの多菊善和球団社長はFA権を行使した選手に対しては引き留めをしない方針を打ち出しているだけに、FA権行使前に「ヤクルト残留」を両選手から引き出せるかどうかが焦点となりそうなりね。注目なり。

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