西武の潮崎哲也投手が今季限りで引退へ。

2004/09/20 05:08 Written by コ○助

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シーズンも終盤、オフを前にベテラン選手の引退報道が少しずつ出始める時期になってきたなりが、西武の黄金時代を含め15年間投げ続けた潮崎哲也投手が今季限りで引退する意向を固めたようなり。野茂英雄投手(近鉄)、佐々木主浩投手(横浜)、与田剛投手(中日)、佐々岡真司投手(広島)、小宮山悟投手(ロッテ)、西村竜次投手(ヤクルト)らそうそうたるメンバーが1位で指名され、古田敦也捕手(ヤクルト)、石井浩郎内野手(近鉄)、前田智徳外野手(広島)、新庄剛志外野手(阪神)らがプロ入りを決めた1989年のドラフト。この希に見るドラフトの当たり年に西武に1位で指名されたのが潮崎投手だったなりね。

西武も当初は野茂投手の獲得に動いていたなりが、8球団(近鉄、オリックス、日本ハム、ロッテ、大洋、阪神、ヤクルト、ダイエー)との競合を嫌い、松下電器から潮崎投手を一本釣り。これには先発のコマや打線は揃っているのに、中継ぎ&抑え投手陣が貧弱というチーム事情も大きく関わっていたなりが、結果的には潮崎投手の獲得は西武にとって大正解。同年オフに巨人から獲得した鹿取義隆投手と共にストッパーとして冴え渡るシンカーを武器に活躍し、西武の黄金期を支えたなりね。

潮崎投手から引退についてコメントが出されているなりが、引退の理由は「思うような結果が出なくなった。気持ちが切れてきたと思ったのが夏」と、力の衰えを自覚し、モチベーションが保てなくなったために引退を決意したようなり。また、「入ったときは10年が目標だった。やり残したことは何もない。十分すぎるほど思い出はつくれた」と、15年間の現役生活を完全燃焼した気持ちのようなりね。途中、先発転向した時代もあったので先発&抑えの成績が混在しているため、通算成績は522試合に登板、82勝55敗55セーブ、防御率3.116と記録に残る大投手にはなれなかったなりが、あの伝家の宝刀・シンカーのキレは忘れ得ぬものがあるなりよ。まさに記憶に残る名選手だったことは、疑う余地がないと思うなり。

最後の登板は、21日に西武ドームで行われる本拠地最終戦のロッテ戦。引退セレモニーも催されるようなので、ファンの人はぜひ足を運んでくださいなり。また一人、名選手が球界を去るのは寂しいなりね。

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