開口一番「あ〜ぁ。やっぱりこうなったか…」とつぶやいてしまった、マコーレー・カルキンの薬物所持による逮捕。なにしろ伝え聞くところでは、あまり幸福とはいえないモノだからです。

1980年生まれの彼は、今24歳。天才子役ともてはやされた『ホームアローン』で一躍有名になったのは、彼がたったの10歳の時でした。その後、出演する映画がことごとく当り、子供ながらハリウッドの「顔」に。

しかしその栄光の陰で、両親の泥沼の離婚劇に巻き込まれたのが14歳のころ。彼の稼いだ映画の出演料(最高時には一作につき1000万ドルとも…)が父親に使い込まれていた事も報じられました。その後は両親から「離別」するために裁判を起こしたりで、家庭不和が最高潮に。親から逃れる様に17歳で結婚、しかし20歳で離婚…と、とにかく暗転、暗転、また暗転のライフサイクルです。

その後2003年に7年ぶりに俳優業を再開し『パーティ・モンスター』なる映画で、ゲイの青年を見事に演じました。しかし個性的俳優として地盤を固めるか…と思われたものの、作品自体があまり振るわなかったようで。TVの人気ドラマに特別出演しても、あまり話題にもなりませんでした。もう、立派に過去の人となってしまった感があります。

そういえばカルキンは以前から、性的虐待の罪で起訴されているマイケル・ジャクソンと親友だと言われており、その「関係」もなんだか彼の印象を悪くしているような…。

そして今回の薬物所持の逮捕。「堕ちた天才子役」はこの後どうなるのでしょうか。まあ、まだ若いからリセット利くかもしれないけど(笑)。