高知競馬の宗石大調教師「ウララを助けて」。

2004/09/17 11:39 Written by コ○助

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昨日お伝えしたハルウララの「強奪」劇なりが、記者会見した高知競馬の宗石大調教師が「ウララを助けて」と涙ながらに訴える異常事態となっているなりよ。7月あたりからハルウララを巡る金銭問題で揉め始めていたとも言われる安西美穂子オーナーとの対立は相当深いものがあるようなり。

宗石調教師は「強奪」劇の様子を語っているなりが、「何の連絡もなくトラックを横付けにし、ウララを連れて行った。代理人から『お前の意見なんてどうでもいい。馬を出すのはオーナーの勝手だ』と言われたら、従うしかない」と、これが事実ならば本当に「強奪」に近かった様子。もちろん、競走馬はオーナーの所有物であり、オーナーの意向は最大限に反映されるべきだとは思うなりが、こういった強引な連れ去り方は常軌を逸していると言われても仕方がないなりよね。まあすべて事実ならば、という注釈は付くなりが。

一方、安西オーナーもホームページ上で放牧に至る経緯を説明しているなり。
「8月3日記者会見のとき申し上げたように、調教師とも管理者とも放牧の話し合いをすすめてきました」
「管理者にも調教師にも13日に放牧をすることを条件に、映画の一部シーンの出演も許諾いたしました。13日はさまざまな手配が間に合わず、結局昨日15日にハルウララを迎えに行きました」
「その際、『今日だとは聞いていなかった、放牧は10月に入ったらしていいと言ったと思っていた』と、調教師と最初は揉めましたが、両者協議の結果、調教師の合意の上昨日無事に休養放牧に出ることができました」

安西オーナーの説明が事実なのだとすれば、ちょっとした行き違いがあったのは確かなりが、最終的に高知競馬を出発したときには調教師とも合意に達していた、ということになるなりよね。まあ本当に合意に達していたならば、宗石調教師が涙ながらに「助けて」なんて訴える記者会見は開かないと思うなりが(笑)。

参考までに安西オーナーがどのような人物なのかをまとめておくと。現在はコピーライターや作家を生業にしながら、引退後の競走馬の面倒をみる「おうちへ帰ろうCLUB」を主宰。ハルウララのオーナーになったのは今年3月からで、宗石調教師の仲介により「引退後の面倒を見る」という条件で無償で譲渡されたなりね。ハルウララのオーナーになってからは自分のことを「ハルウララのママ」と呼び、ハルウララを想って「おうちへ帰ろうCLUB」に入会したファンに対し、全然関係のないハーブの販売勧誘をしたりと、その手法はファンにとっても賛否が分かれていたようなり。まあ「安西美穂子」で検索をすると、いろいろなキナ臭い話が出てくるので、興味ある人は調べてみて下さいなり。

ファンは置いてけぼりの今回の騒動。いったいどういう収束を見ることになるなりかねぇ。

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