ハルウララ、馬主が高知から突然連れ去る。

2004/09/16 07:13 Written by コ○助

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16日付けの日刊スポーツ一面に衝撃的な見出しが(笑)。デビューからの連敗記録を着々と伸ばし、現在113敗中のハルウララなりが、所属する高知競馬場から馬主が突然連れ去るという前代未聞の事態が起きたというなり。馬運車に乗せられ、高知競馬場を後にしたハルウララは栃木県黒磯市にある「那須トレーニングセンター」へと運ばれたようで、高知競馬場のアイドルホースはしばらく姿を消すことになってしまったなりね。

当然気になるのは「なぜ、馬主が突然ハルウララを連れ去ったのか」ということなりが、これにはハルウララのローテーションを巡って馬主サイドと調教師サイドで意見の対立があったからのようなり。日刊スポーツによると、来年3月21日の引退レースまで、これまで通りコンスタントにレースに出走させたいと主張する宗石大調教師と、引退レースまでに2〜3か月放牧させたいと主張する安西美穂子オーナーが、8月の頭頃から衝突。幾度も話し合いを重ねたものの平行線をたどり、15日に馬運車と共に高知競馬場に現れた安西オーナーが、調教師の許諾なく突然ハルウララを「強奪」したというなり。

安西オーナーの考えとしては「デビュー以来休まず過酷な日程で頑張ってくれていた。どうしても休みをあげたかった」ということのようなりが、引退まであと半年に迫った現段階で「休みをあげたかった」というのも、本気で言ってるのかいな、という感じも。放牧に出すにしても、なぜ高知から遠く離れた栃木に……という気もするなり。関係がこじれた宗石調教師は「再び面倒を見て欲しいというなら、納得はいかないけれどファンのために引き受けてもいいが、僕1人で決められる問題でもないので……」と語っていることから、今後も溝が深いままだと、ひょっとしたらこのまま引退、もしくは高知競馬場ではもう走らない、ということになるかもしれないなりね。

ちなみに、日刊スポーツの記者は今回の騒動を「来年3月の引退に向けて、馬主と競馬場側とのビジネスも含めて主導権の奪い合い」と見ているようなり。まあ走るたびにカネを生む打ち出の小槌のような競走馬なりからね。利権の奪い合いになるのは分からなくはないなりが、ハルウララは無理に走らされたり、あっちこっちに移送されたりと、なんだかちょっと不憫なりねぇ。

ハルウララはこのまま引退してしまうのか、高知競馬場に戻ってくるのか、はたまたほかの競馬場に颯爽と現れるのか。どんな結末が待っているのか、注目なりね。

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