楽天、神戸市を本拠地にプロ野球に参入へ。

2004/09/15 08:38 Written by コ○助

このエントリーをはてなブックマークに追加


ネット草創期の頃から仮想商店街を展開し、現在はポータルサイトの「infoseek」やオンライン証券会社の「楽天証券」など、幅広く事業を手がける楽天。Yahoo! JAPANを擁するソフトバンクグループと共にネット界の二大巨頭と語られることもしばしばなりが、楽天の三木谷浩史社長は以前からスポーツビジネスには関心を示していて、Jリーグのヴィッセル神戸に出資をしたのは記憶に新しいところなりよね。

その楽天が、今度はプロ野球に新球団を設立して参入する意向があるというなりよ。日経新聞の報道によると、球団の本拠地とする神戸市に近く受け皿会社を設立し、日本プロ野球組織に加盟申請するというなり。新球団は母体となる社会人チームなどがあるわけではなく、近鉄とオリックスの合併新球団の保有枠から外れる選手やFA選手、自由契約選手などをかき集める全くの新球団となる模様。これまでプロ野球への参入意向を示しているライブドア、少し弱腰ながら興味は持っていると言われるシダックス、そして楽天と、球団が増えそうな流れになっているのは、プロ野球ファンとしては嬉しいことなりよね。

楽天ならライブドアよりも遙かに会社の規模が大きく、会社としての評判も上々なので、向こう何年かで潰れることは無いという安心感は有るなり。本気のプロ野球参入ならば大歓迎ではあるなりが、問題なのはライブドアの参入の障害とされている「本拠地や選手を持たない」真っさらな状態での加盟申請が果たして認められるのか、ということ。しかもヴィッセル神戸と同じ神戸に本拠地を構えたい意向は分かるなりが、関西に阪神、オリックス&近鉄の新球団、楽天の新球団の3つが並ぶのは地域権の問題もあるため、認可を取り付けるのは難しいと予想されるなり。

三木谷社長は以前、「プロ野球には関心ありません。サッカーを選んで良かった」と明言しており、なぜ心変わりをしたのかについては不明。詳細はこの報道を受けての楽天の反応と、本当に参入を検討しているのであれば開かれるであろう記者会見などで明らかになるのを待つしか無さそうなりか。事態は風雲急を告げて来たなりが、新球団参入のリミットは今月末とされているだけに、今後慌ただしく事態が動くことになりそうなりね。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.