ソニー、有機ELディスプレイ採用の新型CLIEを発表。

2004/09/14 16:23 Written by コ○助

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全体的にPDA市場が下火になっているため、以前に比べると新機種の投入が少なく、寂しい思いをしているPDAユーザーも多いなりよね。コ○助もグッと心を掴まれるような、ワクワクするような新製品がなかなか投入されない現状に寂しい、というよりは退屈だなぁ、という気持ちにさせられているなりが、ソニーから久しぶりに全く新しいデザインの新型CLIEが発表され、ちょっとワクワク(笑)。

今回発表されたのは、「動画や静止画を高画質で楽しめる」というのがウリの「PEG-VZ90」。有機ELディスプレイを採用し、「映像を楽しむため」に横型のデザインを採用したのが大きな特徴なり。従来のPDAというと、キーボード付きのタイプを除いてほとんどが縦型のデザインだったなりが、「PEG-VZ90」は液晶ディスプレイのようなかたちを、そのままPDAサイズにした、といった感じのデザインなりね。確かにタテヨコ比のことを考えれば、映像を見る上では横型のほうが使いやすそうなり。しかし、全然PDAには見えないデザインなりよ。パッと見は、どう見ても動画ビューワなりねぇ。

とはいえ、もちろんこれはCLIEの新製品。Palm OS 5を搭載し、従来機で好評の「クリエ オーガナイザー」や、Word、Excel、PowerPointなどのファイルを閲覧することができる「Picsel Viewer for CLIE」などのソフトも搭載。そして何よりも嬉しいのは、IEEE802.11b準拠のワイヤレスLAN機能を内蔵した上で、CFカードスロットを搭載しており、CF型のPHSカードを挿すことが可能となっているなりね。現在のところ対応機種はDDIポケットの「AH-S405C」のみ対応とアナウンスされているなりが、これも順次対応機種は拡大していくのではないかと。ウェブブラウジングも横型のデザインのおかげで480×320ドットで利用できるようなので、なかなか快適そうなり。

しかし、高機能&有機ELディスプレイの採用によって価格はかなりお高め。店頭予想価格は95,000円前後となるようなり。10万円弱なりかぁ……。単純にPDAと考えたら、ちょっと凹む価格なりよねぇ。動画を見まくるPDAユーザーというのがいったいどれくらいいるのかは分からないなりが、ほんの一握りの限られた人に向けて作られた製品という感じがするのは確かなり。動画を楽しむといっても、HDDを搭載しているわけではないので、昨今の携帯動画プレーヤーの類に機能的に勝っているわけではないし、そういう意味では難しい製品と言えそうなりか。

発売は9月25日から。新しいモノ好きな人はぜひチェックを。

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