首都圏にしか店舗展開していないのであまり馴染みの無い人も多いかもしれないなりが、小さい頃から「キムラヤ」を利用してきたコ○助にしてみれば「えっ！ 『キムラヤ』レベルでも潰れてしまうのか……」といった感想を持つくらい、東京ではポピュラーなディスカウントショップ。家電や携帯電話などを前面に押し出し、ブランド品やゴルフ用品、洋服まで幅広く扱っているなりね。新橋の本店は「新橋といえばキムラヤ」と言われることもあるほど町に溶け込み、親しまれて来たなりが、残念ながら倒産してしまったようなり。

帝国データバンクによると、2001年頃までは売上げも好調だったものの、消費不振の影響で売り上げが落ち込み、2004年には売上高が大きく減少。この間、不採算店舗の閉鎖や一部店舗をドラッグストアにリニューアルするなど集客力向上に努め、人員削減や仕入れ原価の見直しなどリストラを進めていたなりが、昨年あたりから支払いの遅延などが発生し、信用が低下していたというなり。負債総額は約300億円。

ユーザーの視点からすると、確かに「キムラヤ」は品揃えが良いとは言えず、価格も決して安いというわけではないという印象。ブランド品に関してはそこそこ安いのかもしれないなりが、家電に関してはヨドバシカメラやビックカメラに比べると明らかに見劣りしてしまうなりね。「キムラヤ」は14店舗を展開しているなりが、新橋がホームグラウンド（4店舗）だったという点も、集客力に限界があったのかもしれないなり。埼京線の乗り入れで大きく町が成長した池袋や新宿に比べると、新橋という立地は決して良いとは言えないなりよね。

また、ひとつひとつの店舗が、比較的小さかったのもヨドバシカメラやビックカメラ、ドン・キホーテなどの大型店に対抗しきれなかった要因だと思われるなり。結局、すべてが中途半端になってしまった、という印象は拭えないと思うなりよ。コ○助が小さい頃はもう少し「キムラヤ」のカラーがあったと思うなりが、今はすっかり存在感が薄くなってしまった感はあるなりからねぇ。

倒産はしたものの、一応全店舗営業を続行し、再建に努めるようなのですぐに看板を下ろすということでは無いようなり。ある程度縮小したとしても、頑張って再建して欲しいなりね。

☆キムラヤの店舗
新橋本店、新橋日比谷口店、新橋烏森口店、新橋銀座口店、田町店、神保町店、吉祥寺店、新宿店、町田PART1、横浜西口店、サンストリート店、渋谷東口店、御茶ノ水店（ドラッグストア）、神保町店（同）