手塚治虫の不朽の名作「ブラック・ジャック」。10月11日から日本テレビ系でアニメ化されることは各種報道でご存知の人も多いかもしれないなりが、この「ブラック・ジャック」のエンディングテーマが先日発表されたなりね。多方面から注目を集めるこのアニメのエンディングテーマを歌うのは、大塚愛。今の邦楽界において、勢いのあるアーティストとして五指には入るであろう大塚愛なので、人選自体はさほど問題はないと思うなりが、その曲のタイトルがなにやら物議を醸しているというなりよ。注目のその曲名は「黒毛和牛上塩タン焼680円」。え？（笑）。上塩タン焼……？

「ブラック・ジャック」は、これまでも2時間モノのスペシャルアニメや、インターネット向けのアニメとして制作されたことはあるなりが、連続アニメとして制作されるのは今回が初めてのこと。日本テレビは幅広い年齢層が楽しむことができ、最も視聴率が稼げる「月曜7時枠」を用意。また、監督には手塚治虫の長男、手塚眞を起用するなど、制作側も非常に気合いが入っている作品なりね。それだけに、日本のマンガ界の超名作がどのようなアニメになるのかには否応なく注目が集まっているわけなりが、エンディングテーマが「黒毛和牛上塩タン焼680円」というのは……正直、どうなりかね（笑）。

もちろん、最近のアニメのオープニング＆エンディングテーマはアニメの内容とは全く関係のない楽曲が充てられるのが一般的。逆に「ブラック・ジャック」の内容に照らし合わせた内容のテーマソングが付いたら、それはそれで寒いかもしれないので、普通にアーティストが歌っている楽曲を使うこと自体は良いと思うなりが、「ブラック・ジャック」の世界観と、曲のタイトルのイメージがあまりにもかけ離れているように思うなり。エイベックスに強引にねじ込まれた、という感がアリアリと出ているなりが、純粋に「ブラック・ジャック」が好きな人がガッカリするようなものでなければ良いなりねぇ。まあまだ楽曲を聴いたわけではないので、実際には「うお！　ベストマッチ！」という驚きを持って迎え入れられることになるかもしれないなりが。いや、それはさすがに無いなりか（笑）。

ちなみに、オープニングテーマはジャンヌダルクが歌うことが決まっているなりね（曲名未定）。こちらもエイベックス所属のアーティストということで、なにやらエイベックス臭がプンプンと漂っているなりねぇ。どうか「ブラックジャック」の全体的なイメージを損なうようなアニメには、なっていませんように……。