オーナー会議で「もうひとつの合併」提示なし、来季は2リーグ維持へ。

2004/09/08 17:44 Written by コ○助

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「ロッテ&ダイエー」「西武&ロッテ」など憶測が飛んでいた「もうひとつの合併」。この「もうひとつの合併」のリミットとされ、球界再編のヤマ場とされていた8日の臨時オーナー会議なりが、結局これまでの会議から何ら進展はなし。「もうひとつの合併」も提示されず、とりあえず来季はセ・リーグ6球団、パ・リーグ5球団の2リーグ制を維持することが決定。変則的な球団数になるため、パ・リーグの足りない試合分は、セ・パ交流戦で補っていくことも、ほぼ決定したようなり。

近鉄とオリックスの合併については正式に承認されてしまったので、プロ野球選手会の希望する合併撤回は実現されなかったなりね。この結果を受けて、ストライキは避けられない情勢になってきたなり。ストライキ突入期限まであと2日。互いに歩み寄ることはできるのかどうか……。

次回オーナー会議は9月29日。議題は「セ・パの交流試合について」になるようなり。交流戦に関しては、新しい対戦カードが増えて野球の魅力が増すと考えられるので、ぜひとも良いかたちで実施して欲しいなりよね。今後、ライブドアが新球団を設立してパ・リーグへの加盟申請を行うと公言しているのでひょっとすると来季のパ・リーグは6球団に戻る可能性もあるなりが、それでも交流試合は前向きに検討して欲しいものなり。

なにはともあれ、1リーグ制への移行はこれで無くなったと考えて良さそうなので一安心。あとは変則的な2リーグをどう運営していくのか、はたまた新球団を受け入れていくことになるのか、といった「より良い2リーグ作り」に向けて、ファンを失望させないような、建設的な議論をお願いしたいなりね。

☆オーナーの反応
西武・堤義明オーナー「5チームでやりますから、穴を埋めるにセ・リーグと交流試合を行う協力をしてもらう」「経営は苦しいですよ」
ロッテ・重光昭夫オーナー代行「ロッテとダイエーの合併は協議を進めていたが、ダイエーの再建問題なども絡み、8月下旬には諦めた」
ダイエー・中内正オーナー「緊急事態が起きた場合(ダイエーが何らかのかたちで球団経営ができなくなるなど)は、オーナー会議を開催したい」

☆ライブドア・堀江貴文社長(フジテレビより)
「合併が承認された事に関しては残念に思っています。ファンの気持ちを考えて欲しかった」
「このまま6球団、5球団では野球人気低下が進むと思いますので、できるだけ早く新球団の設立準備を進めて参入したい」
「(ダイエーは)以前、お話をいただいたことがあって検討したことはあるが、向こうからお断りをされた」
「(加盟料は)高すぎますよね。明らかに。例えばJリーグの加盟にかかる諸費用は2〜3億円。できれば、それくらいの価格まで下げて欲しい」
「こうなったら、まっさらな新球団にせざるを得ない」
「若い人たちが球場に足を運ばないとこれから盛り上がっていかないじゃないですか。経営陣とかは若返ったほうが良いと思う」
「(新球団には)いろんなアイデアがある。楽しませたい」
「新球団は9月中にはある程度会社の組織も作って設立発表して、本拠地を決めて、とやらなくてはいけないですね」
「風向きは変わってきていると思います。1リーグ制にもならなかったですし、風は私たちに向いてると思います」

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