発表前から様々な憶測や噂が飛んでいた新型iMacなりが、パリで開幕した「Apple Expo 2004」のフィリップ・シラー氏による基調講演の中で正式に発表されたなり。基調講演開始から1時間半。ハードの新製品の発表は必ず基調講演の最後のほうのため、「本当に発表されるのか、されるのか」といつもハラハラさせられるなりが、今回は肩透かしになることなくちゃんと発表されたなりね。

ちなみに、発表された新型iMacのデザインは、事前に流出していた写真と同一のもの。シンプルな液晶ディスプレイの右側にスロットローディングのドライブが付いていて、マザーボードが液晶の裏側に搭載されている、といったデザインだったなり。これまでのiMacに比べると、インパクトはほとんどなし。日本でも、同様のデザインのパソコンはすでに出回っているなりからねぇ。ファンサイトなどでは、早くも残念ムードが漂っているところもあるようなりが、実際に製品を見て、触ってみるとジワジワと良さが出てくるのもMacの良いところ。前モデルも発表時には散々酷評されていたのに、慣れてくると高評価に変わっていたなりからね（笑）。まだファーストインプレッションでダメ出ししてしまうのは時期尚早かと。

発表されたのは1299ドル（約142,890円）、1499ドル（約164,890円）、1899ドル（約208,890円）の3モデル。すべてのモデルがG5プロセッサを搭載しているなり。詳細なスペックは次のとおり。（※追記：日本のアップルストア価格が発表されたなり。それぞれ157,290円、183,540円、230,790円）

【M9248LL/A　157,290円】
→17インチワイドスクリーンTFT液晶（1,440×900ピクセルで約1,670万色表示）、G5 1.6GHz、メモリ256MB、80GB HDD、DVD-ROM/CD-RWコンボドライブ、NVIDIA GeForce FX 5200 Ultra、FireWire 400×2、USB2.0×3、USB 1.1×2、10/100BASE-T Ethernet、Mac OS X v10.3（Panther）

【M9249LL/A　183,540円】
→17インチワイドスクリーンTFT液晶（1,440×900ピクセルで約1,670万色表示）、G5 1.8GHz、メモリ256MB、80GB HDD、SuperDrive (DVD-R/CD-RW)、NVIDIA GeForce FX 5200 Ultra、FireWire 400×2、USB2.0×3、USB 1.1×2、10/100BASE-T Ethernet、Mac OS X v10.3（Panther）

【M9250LL/A　230,790円】
→20インチワイドスクリーンTFT液晶（1,680×1,050ピクセルで約1,670万色表示）、G5 1.8GHz、メモリ256MB、160GB HDD、SuperDrive (DVD-R/CD-RW)、NVIDIA GeForce FX 5200 Ultra、FireWire 400×2、USB2.0×3、USB 1.1×2、10/100BASE-T Ethernet、Mac OS X v10.3（Panther）

スペックと価格を見比べてみると、G5搭載で、CRTにすると19インチ相当の表示領域を持つ17インチワイド液晶の組み合わせであることを考えると、かなり安い価格設定と言えそうなり。特に真ん中の183,540円のモデルはスーパードライブも搭載しているし、もはやiMacは初心者向けという範疇を超え、プロユースにも十分に力を発揮できるパソコンになっているなりね。

とりあえず9月中旬には出荷される見込みのようなので、まずは店頭でチェックしてみたいなりね。コ○助もアップルストア銀座店に行かなくては。