阪神の久万俊二郎オーナー、巨人のパ・リーグ移籍認める。

2004/08/29 14:07 Written by コ○助

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なんだか刺激的な見出しなりね(笑)。あくまでもパ・リーグの合併球団が近鉄とオリックスのほかにもう一つ誕生し、4球団になったときと仮定した話なりが、巨人がパ・リーグに移籍するという以前から半分冗談で語られていたことが、球界首脳の間では大まじめに検討されているようなり。

27日に巨人の渡辺恒雄前オーナーが「5球団ずつ2リーグ」という新しい球界再編案を披露したなりが、久万オーナーはこの案を受けて「2リーグの方がいいに決まっていますが、巨人にはウラに政策がありますね」「そっちの方(パ・リーグ)が利益が上がる、と思えば一緒に入るということを考えているのかもしれません」と、巨人のパ・リーグ移籍を暗に認めるような発言をしたようなり。「合併球団が2つで」「パ・リーグのほうが利益が上がれば」と仮定に仮定を重ねている仮定の話なので、あまり正面から真に受けることも無いと思うなりが、選択肢として全く考えられていないことでは無いようなりね。

現実的には、巨人がパ・リーグに移籍する可能性は相当低いと言わざるを得ないなり。まず、肝心の「もうひとつの合併」がどうやら最終期限である9月8日の臨時オーナー会議までに間に合いそうも無いこと。セ・リーグ6球団、パ・リーグ5球団の合計11球団なら、巨人がパ・リーグに移籍しなくてはならない理由が無いなりからね。おっと、ライブドアの新球団設立の可能性もあったなりね(笑)。新球団が設立されれば、2リーグ12球団となって、巨人が移籍する意味が無くなるなり。加えて近鉄とオリックスの合併も法廷闘争にもつれ込みそうな気配を見せており、本当にこのまま合併が成立するのかどうか何とも言えないところ。案外振り出しに戻る、なんてことも可能性としてはゼロでは無いなりよね。

また、巨人がリーグを移籍する場合にはオーナー会議での承認が必要となるなりが、放映権料などで甘い蜜を吸っているセ・リーグの各球団のオーナーが反対するのは必至。利権を簡単に手放すほど各球団はお人好しでは無さそうなりからねぇ。久万オーナーが巨人のパ・リーグ移籍を暗に認めるような発言をしていたとしても、一番反対しそうなのは阪神のような気がするなり(笑)。

単純に巨人がパ・リーグに移籍することで新しい対戦カードが見られるという魅力は出てくるなりが、その点は恐らく来季2リーグ制が維持されれば導入されるであろう交流戦で解決してしまう問題なりからね。あまり巨人がパ・リーグに移籍する必然性が見当たらないなり。と、いうわけですべてが仮定の中で語られている話なので、まあ球界再編の流れの中で、そんな話も出ていた、ということで。

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