2年前、多摩川で発見されたタマちゃん。癒し系のタマちゃん。日本中のアイドルと化したタマちゃん。一説では進化するとボブ・サップになると言われていたタマちゃん…(*)。アレだけ騒がれていたタマちゃんは今一体どこで何をしているのだろう…？と思っていたら丁度、彼(彼女？)関連のニュースが飛び込んでまいりました。

なんでもタマちゃんは4月に埼玉県の荒川で目撃されたのを最後に、どこかに消えてしまったらしいのです。この夏の厳しい暑さに耐えかねて外洋に出たと言うのが、もっぱらの予想。そらそうだろよ、野生だもん。暑いのが嫌なら涼しいところに移動するだろうさ。

「主役」がいなくなったその後、「見守る会」ではほのぼのとしたキャラクターでファンを魅了したタマちゃんに対し、感謝の意を込めて『タマちゃんありがとう』の集いを横浜市のホテルで開いたそうです。数あるタマちゃんの写真を前に、タマちゃんを身近で見てきた60人あまりが思い出を語ったとか…。ちょっとしんみり、ですかね。

タマちゃんとはお別れをしましたが、見守る会では今後も会を存続させ、環境問題などに取り組んでいくのだそうです。可愛いだけではなく、人々に環境について考えさせる場を与えてくれたタマちゃんだったのですねぇ。

とりあえず元気でね、タマちゃん。太平洋渡ってミシシッピ川北上してきたら、ナマズが沢山いるよ。なんちゃって。

(*)アメリカに住むウォール真木がタマちゃんの存在を知ることになった、ヨシナガさんの『僕の見た秩序 −タマちゃん進化論−』でのお話。すみません、久しぶりに読み返してまた悶絶してしまい、ここに書かずにはいられませんでした…。