255グラムで生まれた赤ちゃん、元気に成長。

2004/08/26 02:38 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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身近にあるもので大体255グラムあるものといえば…。りんご一個が大体300グラムですから、それより軽い。

そんな片手に乗ってしまうほどの大きさで生まれてきたのは、マデリン・マンちゃん。アメリカ、イリノイ州で1989年のことでした。妊娠中毒症にかかった母親の胎内では、これ以上発育するのが難しいと判断され、帝王切開で生まれました。出生時は身長が25センチなかったそうです。

しかしその後保育器に1ヶ月、その後も3ヶ月ほど入院した後はすくすくと成長。今は14才で125センチにまで育ちました。小柄ではありますが、いたって健康だとか。生存している未熟児としては、世界最小なんだそうです。

医師団によると彼女が無事成長した要因は、出生の時期が27週と未熟児にしては遅いほうだったためだそうで。確か胎児が予定日以前に生まれても、生存率が高くなるのが28週以降ですから、それに近かったのが理由のようですね。

それにしても、28週と言えば妊娠七ヶ月。その頃の胎児の大きさが250グラムとして、その後たったの3ヶ月未満で大体2500〜3500グラムの新生児にそだつなんて…。約10倍ですよ。

生命の神秘だなぁ。

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