ムンクの「叫び」、盗まれる。

2004/08/23 12:20 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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皆さんはムンクの「叫び」を見て、絵の中の人物が一体どんな声を発して叫んでいるのか想像したことがありますか?ウォール真木的には、彼(彼女?)は絶対

「ひょぉぉぉおおおっ!」

と奇声を発しているのですが…。

さて知らない人は多分いないほど有名な、あの絵ですが、あれ実は一枚だけじゃないんだそうです。ムンクは生涯になんと4枚もの「叫び」を描いています。油絵以外の版画を含めるともっとあるそうで。

さてこの4枚の中でも最も有名で、画集などにも収められる事の多いノルウェー国立美術館の「叫び」ですが、1994年の2月に一度盗難にあっています。この時事件を捜査したのが、わざわざイギリスからやってきたスコットランドヤード(英警視庁)の国際組織犯罪科の捜査官。彼が美術品バイヤーになりすまして大捕り物を展開。無事絵画を取り戻して、犯人グループも捕まったそう。盗難から3ヶ月後のことでした。

しかしノルウェーを代表する画家の、さらに世界的に有名な絵画。泥棒にとってはやっぱり魅力的なんでしょうかねぇ?なんとこの「叫び」、また盗まれちゃったそうなのです。

今回盗まれたのは先の一枚とは別の、オスロ郊外にあるムンク美術館に展示されていたもの。しかも犯人グループは、銀行強盗よろしく、覆面武装で美術館の警備員を脅して、来館者の目の前で堂々と犯行におよんだとか…。

いきなりお家から連れ去られた「叫び」。驚いてまた叫んでなければ良いけれど…。

「ひょぉぉぉおおおっ!?」

あ、いや冗談は置いておいて。早く犯人が捕まると良いですねぇ。

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