5万円相当のユーロが紛失、その犯人は?

2004/08/21 12:42 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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ドイツでのお話。

ハイジさん(仮名)がある日、駐車していた自分の車に戻りますと、そこにあるはずの380ユーロ(日本円にして約5万円)余りの紙幣が忽然と消えていました。よもや窃盗、車上荒し!?

驚いたハイジさん。さらに彼女のことを車内で待っていた飼い犬のほうを見ると、なんだかその様子がおかしいではありませんか。その気の毒な犬は、しきりに嘔吐を繰り返しているのです。もしかしてお金が盗まれただけではあらず、飼い犬に毒でもられたのかも…。「仕事中」に犬が騒いだりしたら泥棒はこまりますもんね。

さて憤慨したハイジさんははすぐに警察に通報しました。しかし警官が到着してまもなく、この現金窃盗の犯人が見付かったのです。

ハイジさんと警官が犬の嘔吐物を詳しく調べてみますと、そこには粉々になったユーロ紙幣が。そうこのワンちゃん、何を思ったかお金を食べてしまっていたのです。しかし普通、食うか?紙を?

とにかく直ぐに動物病院に連れて行かれたハイジさんの犬。麻酔の後に手術を受けて胃の中のものを取り出されました。50枚あったお札のうち、たったの6枚しか残っていなかったそうですけど…。残りは全て吐き出してしまったのですね。屑になった状態で(涙)。

一応破れたり、一部が紛失した紙幣でも銀行に持っていけば新しいものと交換してもらえるのですが、果たしてハイジさんが犬から取り戻したお札を新札に取り替えたのか、は疑問です。

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