ライブドアの新球団構想に反応さまざま。

2004/08/19 23:41 Written by コ○助

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19日に正式に新球団設立構想を披露したライブドア。大阪をフランチャイズに、近鉄とオリックスの合併によって解雇された選手を集め、可能なら「バファローズ」の名称を付けた新球団を設立。9月中にもパ・リーグへの加盟申請を行うという構想なりが、この構想に対して早速プロ野球界からさまざまな反応が出ているなり。

まず、日本プロ野球選手会の古田敦也選手会長は「近鉄が(ライブドアに)売らないというのなら新球団で、というのは、やる気がある証拠。彼らの本気さが分かる」とライブドアの構想を歓迎。「これで、パ・リーグが5球団だからできない、という原理は成り立たない」と、予想通りの反応を示したなり。これまでパ・リーグ各球団の主張は「近鉄とオリックスの合併によって5球団になる→5球団でのリーグ維持は無理→もうひとつ合併させてパ・リーグを解散させてしまえ」という流れだっただけに、確かにライブドアのリーグ参入が実現すればその流れに歯止めをかけることができるため、選手会にとっては願ったり叶ったりなりよね。

一方、各球団の反応を見ていくと、ライブドアが大阪ドームを本拠地に置く考えを披露したことについて近鉄の小林哲也球団社長は「言うのはいいんじゃないか。言っているだけのことに目くじらを立てる性格のものじゃない」と一蹴。阪神の久万俊二郎オーナーは「外見は華やかだが、内面はつらい事業だということをどこまでご存じなのか。お金もうけしようと思ったら駄目。1球団が途中で変なことになったら困る」と、こちらも否定的な見解。反対に、横浜の峰岸進球団社長は「野球界の発展を考えると、球団は減るよりも増える方がいい」と好意的に捉えている球団もあるようなので、すべての球団が門前払いという雰囲気では無いようなりね。

ただ、共同通信に「あまりにも非現実的な構想」とかなり辛辣な記事が出ているなりが、この記事にもあるようにフランチャイズを大阪に置くことの現実味の薄さや、来季近鉄とオリックスの合併後にできる新球団が本拠地を構えることになっている大阪ドームを本拠地にするプランなど、構想自体が煮詰められていない感じがするのは事実。もし、ライブドアが新球団設立を本気で考えているのであれば、9月の加盟申請までに、もう少し具体的な、現実味のある構想を修正案として披露する必要があるかもしれないなりね。

明日以降、各球団のトップの反応が徐々に聞こえてくると思うなりが、どのような流れが出来上がっていくのか、注目しておきたいところなり。

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