ライブドア、新球団設立構想を正式発表。

2004/08/19 16:54 Written by コ○助

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これまで堀江貴文社長の私論として何度も披露されていた新球団の設立構想なりが、会社の構想として正式に発表されたなり。あくまでも基本線は近鉄の買収のようなりが、オリックスと近鉄の合併が阻止できなかった場合には、9月中にも日本プロフェッショナル野球組織(NPB)に新球団での参加を申請するというなりよ。9月は近鉄とオリックスの合併後の新球団が披露され、「新たな合併」が報告され、来季1リーグ制か2リーグ制かが決まり、ライブドアの新球団が申請される……。プロ野球界にとって激動の1か月になりそうなりね。

ライブドアが発表した具体的な新球団設立構想は次のとおりなり。
・大阪をフランチャイズにした新球団
・本拠地は大阪ドーム
・「バファローズ」の名称を売却してもらえるよう交渉する
・オリックスと近鉄のプロテクトから外れた選手を中心に選手を補強
・FA選手の獲得も視野
・60億円の新規リーグ加盟料は免除に期待

基本線は近鉄買収を仮定したときの案とさほど変わらないなりが、大阪をフランチャイズにすることには阪神やオリックスと近鉄の新球団からも反対の声が出る可能性があるため、「比較的早期に(大阪をフランチャイズにする)賛同が得られない場合には、他の自治体についても候補として考えざるを得ない」「大阪府を本拠地にできない場合は、新球団を受け入れてくれる地域、自治体を募る」と、何が何でも大阪、というわけでは無いようなりよ。これは、悪くないかも。恐らく九分九厘の確率で大阪に本拠地を置くことは否決されると思われるので、野球空白域に新球団ができるのであれば悪い話では無いなりよね。

ただ、ライブドアが真剣に新球団設立を考えているのだとしても、問題は実行委員会とオーナー会議で4分の3以上の賛成が取り付けられるかどうか。このライブドアの動きに阪神の野崎勝義球団社長は「私は2リーグ派ですから、そういう意味では(球団が)減るよりはいい。加盟料を下げるとか、資格審査をするとか、新しい企業が入りやすくした方がいい」と語るなど、決して反対する立場の人たちばかりでは無いなりが、1リーグ制への移行を切望するパ・リーグ6球団と巨人の賛同を取り付けるのは相当難しい道のりになるのではないかと。まあ、ひょっとすると「新たな合併」が思うように進まず、「来季は2リーグ、パ・リーグは5球団で」という結論になったときに、「5球団でのリーグ運営は厳しい」ということでライブドアの新規参入を受け入れるというウルトラCもあるかもしれないなりが、こればかりは「新たな合併」の進捗状況が分からないので、何とも言えないなりねぇ。

「あのライブドアで良いのか」という疑問は置いておいて、新球団が増えること自体はコ○助も歓迎。野球空白域に球団ができて、2リーグが維持されるのであれば万々歳なりが、果たしてそのような流れになっていくのか。「60億円の加盟料が撤廃されるのであれば」という希望的観測が実現すれば、グッと現実味を帯びてくるライブドアの新球団設立構想。球界再編の動きがさらに混迷化して来たなりが、ますます目が離せない展開になってきたなりね。

ちなみに、昨日一斉に報道されたドジャースの野茂英雄投手がオーナーを務める「NOMOベースボールクラブ」を母体にするという話に関しては完全に否定しているようなので、まあこれは一安心といった感じなりか。

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