バンド「東京事変」をスタートする椎名林檎インタビュー。

2004/08/15 16:35 Written by コ○助

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デビュー以来、ソロ歌手として確たる地位を築き上げてきた椎名林檎なりが、そのソロ活動を休止し、「本気」で結成したバンド「東京事変」のデビューが、いよいよ9月8日に迫ってきたなりね。「東京事変」はこれまで椎名林檎のプロデューサーを務めてきた亀田誠司らを含めた5人組。「本気」というのは、完全にソロからバンドへ転向するという意味で、片手間なバンドとは訳が違う、ということのようなり。デビュー曲は「群青日和」。ジャズテイストが強い楽曲のようで、ソロの時とはまたひと味違う椎名林檎の魅力が出ているのだとか。

そんな「東京事変」の結成された経緯や、椎名林檎の「東京事変」にかける思いなどが綴られたインタビュー記事が、「東京事変」の公式ページに出ていたのでご紹介を。これがなかなか興味深い内容なりよ。

「(東京事変結成を目論んだのは)雙六エクスタシー・ツアーのメンバーを決める時だから一昨年ですね」
「メジャーの地にいながら、今回、正式にバンドを組ませて頂いたことは、私にとってデビュー前からの目的だったんです」
「今にして言えることは、1stアルバムから3rdアルバムまでは、私にとってバンドでやるためのプレゼンテーションだったっていうことです」
「自分ですごく苦しくなっちゃったのが『勝訴ストリップ』の時で、あの頃、変な女扱いされたじゃないですか。それで思わず“うるさい! そんな女、いるわけないじゃん!”って今にも言いそうになったんだけど、種を蒔いたのはこっちですから、ホント苦しかったですね」
「もうね、“ここにこだわったんですよ”っていうところが一切ない音楽しか作りたくないんですよ」

世間的には椎名林檎が世に出るきっかけとなった1st「無罪モラトリアム」も、200万枚以上のセールスを挙げた2nd「勝訴ストリップ」も、「バンドでやるためのプレゼンテーション」と言い放つあたりが、さすが林檎節。バンドからソロに転向する人は多いなりが、ソロからバンドというのは、あまり例がないなりよね。「東京事変」が実際にどの程度ファンに受け入れられるかは未知数なりが、椎名林檎の音楽であることには違いないので、「幸福論」からずっと椎名林檎を聞いているコ○助としても、どんな新しい一面を見せてくれるのか楽しみにしているなりよ。

ちなみに、10月20日には第2弾のシングル「遭難」、11月にはアルバムが発売されることがすでに決まっているなりね。立て続けのリリースで、今年下半期、年末にかけて「東京事変」旋風が起こるかどうか。注目しておきたいところなり。

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