明治大学の一場靖弘投手が退部、阪神と横浜が争奪戦へ。

2004/08/15 15:56 Written by コ○助

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200万円の金銭授受が明るみとなり、日本学生野球協会が定める学生野球憲章の規約に則って退部が濃厚と言われていた一場投手なりが、14日に所属する明治大学野球部に退部届を提出。秋季リーグ戦を残して、不完全燃焼なかたちで大学での野球生活に幕を下ろすことになったなりが、ルールはルールなりからね。学生野球憲章にそうある以上、退部は致し方ないことかと。明治大学側も事の重大さを考慮し、別府隆彦総監督と野球部のOB会「駿台クラブ」の入谷正典会長が、部員の監督不行き届きの責任をとって辞任することに。ちなみに、川口啓太監督に関しては就任してから1年程度ということもあって、今回の問題に関して処分は受けないようなり。

さて、一場投手は現在謹慎中ということで、合宿所に籠もっているようなりが、確定的だった巨人入りが撤回され、ほかの球団のスカウト動向がにわかに激しくなってきたなりよ。特に、巨人入りが決まる直前まで猛烈なアプローチをしていた阪神は再び獲得に乗り出すことをほぼ決めたようで、野崎勝義球団社長と黒田正宏編成部長、そしてアテネ滞在中の星野仙一SDの間ですでに協議。全員一致で一場投手獲得にゴーサインを出したということで、近日中にも明治大学側にその旨を通達するというなり。阪神ファンとしては、なんともコメントしがたい事態なりね(笑)。

また、ドラフトの自由獲得枠は日本大学の那須野巧投手と松下電器の久保康友投手でほぼ決まりかけていた横浜も、峰岸進球団社長が「彼への高い評価は変わらない。あれだけの才能を眠らせる手はない」と語るなど、獲得に前向きな姿勢。一場投手と並んで大学球界No.1の呼び声高い那須野投手をほぼ手中に収めていると言われている横浜だけに、大学球界のエース2人を手に入れようという算段なりか。むむむ、阪神にとっては強敵になりそうなりね。

当の一場投手は、今回の不祥事が発覚してもなおプロへの希望は捨てておらず、また、別府総監督によれば国内でのプレーを希望しているようなので、名乗りを上げる球団が阪神と横浜だけならば、一騎打ちの様相。阪神ファンだから贔屓目に見るわけではなく、今年上半期の報道を見る限りでは、一時は阪神優勢が伝えられたこともあっただけに、星野SDルートで明治大学とのパイプも太い阪神入りが濃厚な気がしてきたなりが、どうなりか。心境としては複雑なところなりが……。

一場投手はどこの球団へ。今後の各球団のスカウト動向から目が離せないなりね。

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