チャン・ツィイー出演の日本映画「オペレッタ狸御殿」。

2004/08/10 12:49 Written by コ○助

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張芸謀(チャン・イーモウ)監督に見出され「初恋のきた道」でスクリーンデビュー。アン・リー監督の「グリーン・デスティニー」で世界的な脚光を浴び、張芸謀監督の「HERO」「LOVERS」、王家衛監督の「2046」などの話題作に立て続けに出演しているチャン・ツィイーなりが、次回作は初の日本映画。81歳となった日本映画界の大巨匠・鈴木清順監督の新作「オペレッタ狸御殿」に出演するなりね。

「オペレッタ狸御殿」は1942年の「歌ふ狸御殿」から1959年の「初春狸御殿」まで6作品がシリーズとして製作された、木村惠吾原作(もしくは監督)の古典的作品をモチーフに、鈴木清順監督が描いた新作。ストーリーは「人間が足を踏み入れていない『狸ケ森』の姫と、大名の陰謀で森に追いやられた美青年の運命的な出会いと障害を越えた愛を描いた恋物語」というもので、チャン・ツィイーはタヌキが化けた「狸姫」の役を演じているなり。

気になるのはチャン・ツィイーのセリフがどの言語なのか、ということなりが、この作品では日本語のセリフを披露しているというなりよ。「1文字間違うとすべて分からなくなるので大変」と苦労しながらも、必死に日本語を暗記して撮影に臨んでいたのだとか。同じアジア圏のスターである金城武が全て日本語セリフの映画「MISTY〜ミスティ〜」で違和感たっぷりのぎこちなさを披露していたなりが、チャン・ツィイーも微妙に日本語の発音やアクセントがずれてしまって、本筋とは関係のないところで不満が残るような作品になっていなければ良いなりが……。日本人の血が流れるハーフの金城武でも日本語の演技は難儀な感じだっただけに、チャン・ツィイーの初めての日本語の演技はかなり心配なりね。

ただ、「オペレッタ狸御殿」は世界配給を視野に入れながら製作が進められていたようで、作品の中で飛び交う言語は日本語、北京語、ポルトガル語、ラテン語と国際色豊かになっているのだとか。と、いうことは、ひょっとしたらチャン・ツィイーは北京語がメインで、たまに日本語のセリフがある、といった感じなのかもしれないなりね。まあここら辺は観てみないと何とも言えないなりが。

日本での公開は来年の秋。まだまだ先の話なりが、鈴木清順監督やチャン・ツィイーのファンの人はお楽しみに。

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