ヤンキースの松井秀喜外野手、日本のプロ野球界を憂う。

2004/08/05 16:19 Written by コ○助

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メジャーに渡ったあとも、これまでたびたび日本のプロ野球界のことを気に掛けた発言をしている松井選手。特に国内ではOBが発言しづらい空気を醸している巨人に対し、自らが大物巨人OBという立場ながら、結構ズバズバと言いたいことを言っているなりよね。巨人に対して恩義を感じているからこその発言の数々だとは思うなりが、海の向こうにいるからとはいえ、こういう歯に衣着せぬところは松井選手は偉いと思うなり。日本の巨人OBの体たらくといったらまったく……。

松井選手は、「暇があればインターネットで日本のニュースはチェックしています」と言うほど、現在の日本のプロ野球界が置かれている現状について、気に掛けているようなりよ。まあ自分が育ったプロ野球の明日を左右する大きな再編の動きなので気にならないほうがおかしいとは思うなりが、やはり一言、二言、言いたいこともあるみたいなりね。そんな松井選手が、今回の球界再編劇についての思いの丈を週刊文春の取材にぶつけているなり。

「巨人の選手会がオリックスと近鉄の合併反対を訴えて署名活動をしましたよね。あれは『そうだろうな』っていう気持ちはしています」
「東京ドームに空席ができるなんて、やっぱり僕からするとショックですよ。終わりだなって感じしますよね」
「巨人は駒は揃っているけど、核になる選手がいない」
「人工芝だと、どうしても(目一杯のプレーを)躊躇する。これは選手にとっても損だけど、一番損しているのはファンだと思いますね」
「まず考えなくちゃならないのはファンのことでしょう? ファンありきなんだから!」

「終わりだなって感じしますよね」と、なんだかもの凄い発言をしているなりが、大丈夫なりかね(笑)。でも、本当に最近の巨人戦は中継を見ても空席が目立つ試合が多いし、松井選手が巨人に在籍していた頃に比べると、人気に陰りが出ている感じがするのは確か。まあ松井選手も不動の4番打者で、巨人の顔だったのに、こういう発言をしてしまうのはちょっと無責任のような気もするなりが(笑)。

シーズン中ということもあって日本のプロ野球の選手たちからは、今回の球界再編問題について本音の声が聞こえてこないだけに、松井選手だけでなく、ほかの日本人メジャーリーガーたちからも、現在の率直な心中を聞いてみたいものなり。

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