「はねるのトびら」内のアレルギーからかうコント廃止を検討。

2004/08/03 12:12 Written by コ○助

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深夜枠から23時台に番組が移動してから、急激に面白味が薄れてきたというのが専らの評判の「はねるのトびら」。深夜独特のノリだったからなのか、視聴者が深夜で若干ハイになっている時に見ていたからなのか、ハッキリとした理由は定かでは無いなりが、コ○助も深夜時代に比べると全体的に面白くなくなっているような気がしてならないなりよ。まあ単純に個々のメンバーが売れ始めて、じっくりコントを作り込む余裕が無くなってきているからなのかもしれないなりが……。

そんな最近の「はねるのトびら」の中でも、見ていてクビをひねりたくなるようなコントのひとつに、北陽の虻川美穂子がアレルギーを持った女子大生「村田さなえ」を演じるコントがあったなり。このコントは過去に3回放送されているなりが、いずれも大学生グループが盛り上がっているところに「村田さなえ」がやって来て場を盛り下げるといった流れなりが、「村田さなえ」のキャラクター設定がちょっと配慮に欠いたものなりよ。

例えば、過去の放送分からどんなキャラクターなのかを抜粋してみると。
「いつも持ち歩いてる特殊なジュース以外を飲むとカラダにぶつぶつが出る」
「興奮すると身体がかゆくなってしまい、一度かきだすと血が出るほどかいてしまう」

コントの中では明確にはしていないなりが、症状からするに恐らくアトピーのことをネタにしているのだと思うなりが、やはり悩んでいる人も多いアレルギーだけに、こういった身体のことをコントのネタにして公共の電波に乗せるというのはいかがなものかと。また、「村田さなえ」が持ち歩いているという設定の「特殊なジュース」を、現在お台場で開催中の「お台場冒険王」会場でDVD購入者先着5,000名にプレゼントするという悪ノリ企画も用意していたなりね。

こうしたコント内容やプレゼント企画について、フジテレビには抗議の電話やメール、公式ページ掲示板への書き込みが殺到していたようで、フジテレビとしてはこのコントの廃止を検討し始めたようなり。プレゼント企画についても自粛する方向で検討している模様。まあ当然の措置なりか。

昔から、例えばダウンタウンの「四万十川料理学園のキャシィ塚本」ネタのように、かなり病的なネタで笑いを取る手法があるのかもしれないなりが、それが芸人がやるお笑いとして正しいのかどうかは別問題。面白ければ何でも良い、という安直なノリは「芸」ではないと思うし、それを見た人の中に不快な思いをするかもしれないという程度の想像力が欠如していると思うなりよ。

「はねるのトびら」は今回の件を真摯に受け止めて、もっと本当の意味での「笑い」や「芸」を見せてくれることに期待したいなりね。

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