M・ナイト・シャマラン監督の新作が全米興行初登場1位に。

2004/08/02 17:47 Written by コ○助

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「シックス・センス」で一躍ハリウッドを代表する監督となったM・ナイト・シャマラン監督の久々の新作「ヴィレッジ」なりが、アメリカでの大方の予想を裏切り、初登場1位を記録。業界関係者を驚かせているようなり。ちなみに下馬評では前週トップだったマット・デイモン主演の「ボーン・スプレマシー」やデンゼル・ワシントンとメリル・ストリープが共演した「The Manchurian Candidate」が有力視されていた模様。「スパイダーマン2」や「アイ、ロボット」といった話題作が一段落して、ちょうど谷間に差し掛かった時期なので、間隙を突いた初登場1位奪取といった感じなりか。

M・ナイト・シャマラン監督の作品は、コ○助も「シックス・センス」以降の「アンブレイカブル」「サイン」を観たなりが、作品を追うごとに、いわゆる「謎解き」を過剰に煽るかたちとなっているような気がして、純粋に楽しむことができなかったなりよ。「で、だから結局どういうことなのよ」と心にモヤモヤを残したまま終わるのが作風と言ってしまえばそれまでなのかもしれないなりが、少なくとも「シックス・センス」のような「うお!」と唸らせるような設定の妙は感じられなかったなりね。もちろん何回も観れば分かってくるスルメ的映画なのかもしれないので、それを否定する気は無いなりが、少なくともコ○助には合わなかったなり。

それに、「サイン」のストーリーは……ゴホゴホ(笑)。ネタバレになるので言えないのが悔しいなりが、「サイン」への「良い」「悪い」の両極端な評価によって、M・ナイト・シャマラン監督が「シックス・センス」で築いた評価が崩れてしまったという人もいるくらいだし、そういう意味では新作の「ヴィレッジ」はM・ナイト・シャマラン監督にとって正念場の作品と言えそうなりね。

公開前の「ヴィレッジ」の下馬評が低かったのはそういった経緯があるからなりが、蓋を開けてみれば初登場1位。「シックス・センス」で魅了されたファンは、まだM・ナイト・シャマラン監督を見捨ててはいないのかもしれないなり。「ヴィレッジ」は物語は19世紀が舞台。「外界から遮断された理想郷のような村(1897年の米ペンシルバニアの人口60人の小さな村)に、森から謎の生物が忍び寄る」というストーリー展開なり。思えば、幽霊、不死身の男、ミステリーサークルとオカルト系の題材が続いているので、謎の生物と聞いても、もう驚きはしないなりね(笑)。

主演にはホアキン・フェニックス(リバー・フェニックスの弟)、ヒロインにはロン・ハワード監督の実娘であるブライス・ハワード。公式ページの予告編を観たなりが、こ、これはかなり怖そうなりよ……。まあM・ナイト・シャマラン監督の作品の予告編は、「アンブレイカブル」も「サイン」も相当面白そうに見えたので鵜呑みにはできないなりが、アメリカでの興行収入成績も良いようだし、ちょっと期待しても良いかもしれないなりね。日本での公開は9月。ファンの人は今からチェックなり。

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