「もう一度、一から」阪神の赤星憲広外野手インタビュー。

2004/07/29 15:33 Written by コ○助

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阪神の公式ページに26日付けで赤星選手のインタビュー記事が出ていたのでご紹介を。昨年に比べると成績が低迷して苦しんでいる赤星選手が前半戦を振り返り、後半戦への意欲について語っているなり。参考まで昨年と今年の成績を比較すると、昨年は140試合に出場し、打率.312、35打点、1本塁打、61盗塁。今年は7月28日時点で85試合に出場し、打率.291、19打点、0本塁打、22盗塁。「打てない→出塁機会が減少→盗塁もできない」という悪循環で、軒並み成績が落ちてしまっているなりね。

「全てはあのデッドボール(4月15日の広島戦、第4打席で顔面に死球)からなんです。あれで狂わされました」
「ケガもなく体も万全の状態で、こんなに調子が上がらないのは初めて」
「自分の成績が上がってくれば、自然と盗塁の数は増えてきますよ」
「去年の61コのうち、いくつかはファンの声援で走らされましたよ。自重しようと思ってる時でも、背中押されますからねぇ」
「タイトルのことは最後、残り20試合くらいになった時点で考えて充分」

昨年の好成績を受け、赤星選手は自らにさらなるレベルアップという課題を与え、打撃フォームを変えて今シーズンに臨んでいたなりね。開幕直後はそれが上手く機能し、好成績を残していたものの、顔面への死球を境にパタリと打てなくなり、極度のスランプに陥ってしまったなり。そのため、「もう一度、一から」という心境で、昨年の打撃フォームに戻すことを決め、ようやく復調してきたというなりよ。確かに、一時の低打率に比べたら、今の.291という打率は立派。1試合3安打、4安打の固め打ちも見られるようになったし、昨年の赤星選手が戻ってきた感じがするなりよね。

死球によって調子が狂うというのは、プロ野球選手は誰でも起こりうるアクシデント。赤星選手はそういう意味では今年はツキが無かったなりが、まだ巻き返しの効く時期に復調できたので一安心。昨年の盗塁数に並ぶのはもう難しそうなりが、4年連続盗塁王のタイトルはまだ余裕の圏内にいるだけに、このタイトルだけは何とか手に入れて欲しいなりね。もちろん、チームが最後の最後まで優勝争いに食い込んでくれるよう、赤星選手のさらなる奮起にも期待したいものなり。まあさすがに優勝は、ここのところの5連敗でちょっと難しくなってきている気はするなりが……。

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