青山ブックセンターが営業中止、全店舗を閉鎖。

2004/07/17 04:22 Written by コ○助

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なんということなりか……。東京では絶大な人気を誇っている個性的な品揃えで有名な書店「青山ブックセンター」なりが、16日をもって突然営業を中止。東京と神奈川に展開する全7店舗(本店、六本木店、広尾店、新宿店、ルミネ2店、自由が丘店、橋本店)を閉店してしまったなり。これはかなりショック。こんなに唐突に別れを突きつけられるなんて思ってもいなかっただけに、やや動揺を隠せないでいるなりよ。

asahi.comの記事によれば、突然の営業中止の理由は「取引先の出版取次会社の栗田出版販売がこの日、東京地裁に同書店のグループ3社の破産申し立てをしたため、営業の継続を断念したとみられる」としているなり。長引く出版不況の煽りを受け、ハードカバーや美術書といった高額の書籍の売行きが鈍化、ここ1〜2年は業績が悪化していたようなりよ。確かに、いつも青山ブックセンターに行くと、同じ本がいつまでも延々と並んでいたこともしばしば。「客は立ち読みはするけど、買わないんだろうなぁ」と感じることも確かにあったように思うなり。

閉店の報を聞いてコ○助も六本木店へと出向いてみたなりが、閉店のお知らせが張られたお店を見てしばし呆然。普段なら午前5時まで営業しているのに、午前1時を回ったあたりで暗く、シャッターが下ろされた姿は、あまりに寂しいたたずまいだったなり。もうこのシャッターが上がって、営業されることは無いなりね……。そんなことを考えたら、かなりしんみりとしてきてしまったなり。(でも、このあと六本木ヒルズのTSUTAYAでのんびり本を立ち読みしていたことは内緒なり。)

「Lomo」が欲しくて欲しくて、ショーケースの前で1時間ほど悩んでいたことも、沖縄関連の本やCDを特集したフェアに行ったことも、今となっては懐かしい想い出。あ、よく考えたら、どっちも見ていただけで、青山ブックセンターにお金を落としてなかったような。ごめんなさい、青山ブックセンター。もっと、本を買えば良かったなりよ。無くなって初めて気が付くことってあるなりよね。本当に残念なニュースなり。

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