原辰徳氏のコラム削除は、やはり読売の「圧力」なのか。

2004/07/15 15:22 Written by コ○助

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先日、原辰徳氏が球界再編に対する自身の思いを、公式ホームページ上で綴ったコラムの内容をご紹介したなりが、このコラムが広く伝わるや否や、すぐに削除されたことが様々な憶測を呼んでいたなりね。コラムの内容は巨人の渡辺恒雄オーナーが進めようとする改革案に真っ向から反対するもので、批判とも取れるものだったことから、「読売の圧力がかかったのではないか」「原辰徳の自主規制じゃないだろうか」と、いろいろな噂が飛び交っていたなり。

この話題、ネットでは過熱気味に語られていたなりが、現在発売中の「週刊文春」に「読売の『圧力』で削除された原辰徳『渡辺オーナー批判』ホームページ」という特集記事で取り上げられているなりよ。ネットの噂話にも敏感に反応し、センセーショナルに報じるのが得意な「週刊文春」なので、どこまで信じるかは個々の判断に任せるなりが、削除に至る経緯などについて独自の取材を敢行しているようなので、どのような内容なのかを少し見ていくことにするなりね。

「週刊文春」が「複数の読売及び球団関係者の証言」をまとめた削除に至る経緯は、下記のとおりなり。
・原辰徳氏の文章を読んだある巨人の球団最高幹部が原辰徳氏に連絡。

・「この時期にこういう文章はマズい」と警告。

・これを聞いた原辰徳氏は、巨人の特別顧問という自分の立場を考慮し、削除に応じた。

もちろん、読売側は「圧力」の存在については完全に否定。でも、これは容易に想像ができる流れではあるなりよね。「週刊文春」は原辰徳氏にも取材を敢行しているなりが、原辰徳氏から帰ってきたコメントは次のようなものだったなり。
「掲載した文章がもとで、様々な憶測や混乱を招く恐れがあると思って削除しました。掲載した文章は球界の将来を思って私の気持ちをストレートに書いたものです。(圧力に関しては)その件についてはコメントを控えます」

コメントを控える……。圧力が無かったならば、否定すれば良いのに(笑)。と、いうわけで、恐らくは圧力はあったと推測されるなりね。まあ確かに単に巨人のOBというだけでなく、現在も読売グループに籍を置く状況の中で、読売グループのドンに刃向かうような内容のコラムはまずかったなりか。もちろん、原辰徳氏の実直な、純粋に野球に対する思いはヒシヒシと伝わってきたので、コ○助を始め、多くの野球ファンの心に響いたなりが。

今回の騒動、これ以上何も語られることは無いと思うなりが、球界再編問題の最中の、小さな小さなエピソードとしてプロ野球ファンの心に刻まれる一件だったなりね。

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