2001年4月、三和銀行、東海銀行、東洋信託銀行が経営統合して誕生したメガバンク、UFJホールディングスなりが、ここ3期連続で赤字に陥るなど、業績が悪化していたなりね。そのため、不良債権の削減などに対応するには単独では難しいと判断、三菱東京フィナンシャル・グループに経営統合を申し入れることになったようなり。三菱東京側もこの申し入れを受け入れる方針で、統合が実現すれば両グループを合わせた総資産は約190兆円に。現在世界最大のみずほグループを上回るメガバンクが誕生することになるなり。

ちなみに、今秋に予定されていたUFJ信託銀行の住友信託銀行への売却は、今回の三菱東京への経営統合申し入れに伴い白紙撤回する方針。経営統合後は持ち株会社同士を合併し、当面は傘下に東京三菱銀行、三菱信託銀行、UFJ銀行、UFJ信託銀行を並存させ、1〜2年後に再編成することになるようなり。UFJグループは、実際に名称変更されるであろう1〜2年後に完全に姿を消すことになりそうなりが、発足からわずか5年程度の命だった、ということになりそうなりねぇ。

続報が何かあれば、随時更新していきますなり。

☆三菱東京フィナンシャル・グループの沿革
2001年4月2日　東京三菱銀行、三菱信託銀行、日本信託銀行が経営統合。持ち株会社「三菱東京フィナンシャル・グループ」を設立。
2001年10月1日　日本信託銀行、三菱信託銀行、東京信託銀行が合併。「三菱信託銀行」が誕生。

☆UFJホールディングスの沿革
2001年4月2日　三和銀行、東海銀行、東洋信託銀行が経営統合。持ち株会社「UFJホールディングス」を設立。
2002年1月15日　三和銀行と東海銀行が合併。「UFJ銀行」が誕生。同グループの東洋信託銀行は「UFJ信託銀行」に名称変更。