ブロガーに蔓延する「燃え尽き症候群」。

2004/07/12 22:28 Written by コ○助

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ネット界は空前のブログブームを迎え、雨後の竹の子の如くニョキニョキと新しいブログが誕生しているなりよね。このブームの流れはアメリカが最も早く、現在は日本を中心にしたアジア圏と、ペルシャ語圏でかなり熱いムーブメントになっているようで、開設されるブログの数は一説には数万件/日とも数十万件/日とも言われているなり。初心者でも簡単に、難しい知識を持たなくても開設・運営ができるブログは、かつての無料ホームページブームよりも、確実にユーザーの裾野を広げていると言って良さそうなりね。

そんなブログブームなりが、日本よりも少し早くブームを迎えたアメリカでは、すでにひとつの問題が浮き彫りになっているようなりよ。WIREDの記事によれば、それは「燃え尽き症候群」。ブログの運営に疲れ果てた人たちが続出しているというなり。

イラク戦争に関連した人気ブログを立ち上げていたあるユーザーが最近ブログを閉鎖したようなりが、閉鎖の理由として「1日には限られた時間しかないし、私も大半のブロガーと同じようにフルタイムの仕事を持っているから、何かを犠牲にしなければならなかった」「結局、自分のブログへのコメントをモニターすることが、ブログにかかわる時間の大半を占めるようになってきて、これ以上続けられない限界に達した」の2点を挙げているなり。

また、同様にアメリカで人気ブログを開設しているあるユーザーは「楽しくて本当にうまくいっているときは(最高の)気分だ。だが楽しくないときは、だんだんと……9時から5時までの毎日の仕事に行かなければならないのと同じような気分になってくる」「読者にあてにされているように感じはじめ、そうなると……書きたいか書きたくないかに関係なく、何か書き込まなくちゃいけないという気になる。そうすると憂鬱になってしまう」とコメントしているなりね。いずれのケースも、「燃え尽き」を感じてしまい、ブログ運営に集中することができなくなってしまったようなり。

いやはや。コ○助もかれこれ4年半以上の長きに渡って、一日も休むことなく更新を続けて来たなりが、ようやくその気持ちを分かってくれる人が増えてきたか、とちょっと嬉しかったり(笑)。Narinari.comはブログではないなりが、基本的にはサイト運営なんてのは、多かれ少なかれ同じような悩みにぶつかるなりよね。でもきっと、何かを犠牲にしているということに気が付いて、その犠牲を我慢できなくなったらサイトを続ける意味は無いのかな、と。コ○助も普通の人よりもいろいろなことを犠牲にしているのは確かなりが、ある瞬間から、その犠牲を犠牲と感じなくなるような方法論を自分の中で確立することができたなりよ。恐らく、そうした作業を経なければ、今のコ○助も、Narinari.comも存在し得なかったかもしれないなり。って、何だか抽象的な話で分かりにくいなりね(笑)。

今、日本も多くのブログが生まれているなりが、きっとアメリカの「燃え尽き症候群」は、大きな流れとなって日本にもやってくるはず。果たして5年後。5年後にどれだけのブログが続いているのか、興味深く見守っていようと思うなり。ちなみに、Narinari.comは5年後も、1日も休まずに運営されていることをここにお約束しておくなり(笑)。ここまで来たら、そう簡単には燃え尽きないなりよ。

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