タイ・フード・フェスティバルに出展されていたり、店頭にディスプレイされているタイ料理店をチラホラと見かけるようになるなど、日本でもなじみ深いものになってきたタイの三輪タクシー「トゥクトゥク」。日本の車とはひと味違った開放的で小型の車体は可愛らしく、味わい深いものがあるなりが、この「トゥクトゥク」を移動広告の媒体として使ったサービスが始まっているなりね。

ここ数年、バス一台を丸々ラッピングでくるんだり、トラックの荷台に巨大な看板やオブジェを載せて走るなど、車を移動広告の媒体にするのがトレンドになっているなりが、「トゥクトゥク」に目を付けた「株式会社トゥクトゥク」という会社が広告サービスをスタート。1台あたり6時間5万4,000円で、看板を取り付けて利用者の希望するルートを走行することができるようなり。また、希望があれば広告以外にもイベント会場などに配車することも可能なのだとか。イベント会場では試乗にも応じてくれるようなので、人集めには6時間5万4,000円なら安いかもしれないなりね。

この「株式会社トゥクトゥク」のトゥクトゥクかどうかは定かではないなりが、実は昨日たまたま東京・六本木の防衛庁跡地前でトゥクトゥクが走っているのを見かけたなりよ。それほどスピードが出せないのかのんびりと走行をしていて、後ろを走っていた車のドライバーが非常に迷惑そうな顔をしていたのが印象的だったなりね（笑）。六本木は自転車タクシーのベロタクシーも大きな通りを普通に走っているなりが、ベロタクシーもトゥクトゥクも、交通量の多いところでは明らかに交通の流れを止めている感が。また、ただでさえタクシーを始めとして運転の粗い地域なのに、のろのろと走るベロタクシーやトゥクトゥクは危なっかしくて見ていられないなりよ。人が集まるところでないと走る意味がないのは分かるなりが、もう少し走行ルートを考えたほうが良さそうな気がするなり。

ちなみに、「トゥクトゥク」は正規輸入ディーラーが愛知県にあり、1台120〜140万円程度で販売されているなり。普通に国産車が買えてしまう値段なりが、珍しい乗り物が欲しいと思っていた人はぜひ検討してみてくださいなり（笑）。