900iのテレビ電話、半数が「一度も利用したことがない」。

2004/07/05 22:32 Written by コ○助

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FOMAのサービスがスタートしたのは2001年10月のこと。かれこれ3年弱が経過、この間ずっとテレビ電話を始めとするFOMAの先進性を前面に押し出したプロモーションも展開してきているなりが、なかなかユーザーの心を捉えることができず、NTTドコモの思惑とはかけ離れた実態となっているなりね。C-NEWSが行った900iユーザーに実施した調査で、実態と問題点が浮き彫りとなったなり。

まず、「これまでテレビ電話を使ったことがあるか」との質問に「使ったことがある」と答えたのは51%。また、1週間に1回以上使うユーザーは、わずかに12%と、ほとんどの900iユーザーはテレビ電話機能を使っていないことが判明したなり。利用しない理由としては、テレビ電話をする相手がいないということ以外にも、画質が悪い、音質が悪いといった機能的な不満も理由として挙げられているのだとか。なかなかユーザーからは厳しい評価をされているなり。

さらに厳しい評価を下されているのが、900iの新機能として搭載された「キャラ電」。「利用したことがある」というユーザーは全体の43%で、そのうち約80%が「利用したことはあるが、現在は利用していない」と答えたというなり。「キャラ電」は長谷川京子のCMでもおなじみの、テレビ電話の際に登録されているキャラクターが自分の代わりに登場して話をしてくれる機能なりが、「相手の顔を見たいからテレビ電話をしているのに、キャラ電だとテレビ電話をしている意味がない」という指摘が多かったのだとか。なるほど、それは確かに言えてるなり(笑)。ただ、テレビ電話がかかってきた方は顔を映したくないタイミングという場合もあるわけで、そういう時には「キャラ電」も活躍してくれそうなのに、なかなか理解を得られていないようなりねぇ。

ほかにも、やはり900iの新機能である「デコメール」にも厳しい評価が。「デコメール」は絵文字などを駆使した装飾メールを送ることができる機能なりが、利用したことのないユーザーは62%と、過半数をはるかに超えてしまっているというなり。結局、900iで利用されている機能は思ったほど多くはないようで、キャリアの思惑とユーザーの実態との間に、相当大きな意識の違いが存在しているようなりね。

とはいえ、まだまだFOMAはユーザーが増え始めた段階。右肩上がりでFOMAユーザーは増えているだけに、これからユーザーの意識も徐々に変わってくる可能性は当然ありそうなり。もちろん、NTTドコモもこういった調査の結果を真摯に受け止め、よりユーザー寄りのサービスを提供していくことができれば良いなりね。今後の改善に期待したいものなり。

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