BSE基準改正で牛モツ入手が困難に。

2004/07/05 15:22 Written by コ○助

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暑い夏はモツ焼きを食べながらビールをグビッと、寒い冬はモツ煮やモツ鍋を食べながら日本酒をキュッと。噛みしめるほどに味が広がるモツの魅力は、一度ハマッたらもう抜け出すことはできないなりよね。コ○助もよくモツ焼きの店に行っては飲んだくれてるなりが、たらふく食べても焼き肉よりも格段に安いのが嬉しいところ。安くて、美味しくて、ボリュームもあるモツは、本当に有り難い食材なり。

そんなモツが今、大ピンチなり。昨年まで、モツの国内消費量の約半数は輸入物に頼っていたなりが、今年になってアメリカでのBSE発生に伴う米国産牛の輸入禁止措置によってモツの流通量が激減。国内の在庫も底を付いて来ているため、価格が急上昇しているというなり。さらに追い打ちをかけるように、動物衛生の基準を決める「国際獣疫事務局(OIE)」が「BSEの汚染度が中程度以上の国を対象に、BSEの病原物質が蓄積しやすい特定危険部位を『小腸の一部』から『腸全体』に広げ、貿易の対象外にした」ことから、仮に政府による米国産牛の輸入禁止措置が解かれたとしても、モツに関しては輸入が困難になる可能性も出てきたというなりよ。「国際獣疫事務局(OIE)」の取り決めには強制力は無い上に、現時点では政府も従来通りの対応を貫く方針ではあるようなりが、モツが輸入できなくなる瀬戸際にあるのは間違いないなりね。

一般家庭でも食べられるモツといえば、昔からおなじみの「こてっちゃん」(エスフーズ)があるなりが、米国産のモツの調達ができなくなったために6月上旬から販売休止となっているというなりよ。そういえば最近スーパーの店頭ではすっかり見かけなくなったなりね。ほかにも外食産業を中心にモツの在庫が底をついた&価格が高騰したことによって経営が圧迫され始めている状況が現れているようで、牛モツから豚モツに切り替える店も続出しているようなり。

いつの日か、牛モツは高級食材に。そんなこと、今まで考えたことも無かったなりが、ひょっとすると本当にそんな日が来ることになってしまうかもしれないなりね。まだ価格が安めの今のうちに、じっくりとモツの味を噛みしめておきたいなり。

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