ライブドア、近鉄との買収交渉を発表。

2004/06/30 17:11 Written by コ○助

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予定されていたとおり、ライブドアの堀江貴文社長がプロ野球の近鉄買収交渉について、記者会見を開いたなり。すでに朝から各媒体で報じられているように、この買収交渉については近鉄側が即座に断ったという事実があるなりが、それを踏まえた上での記者会見となったなりね。

ライブドアニュースの記事によると、今日の記者会見における堀江社長の主な発言は以下の通り。
「買えるなら今でも買いたい」
「買収できれば早い段階で経営努力をし、独立採算で経営黒字にしていきたい」
「(ライブドアは)5年や10年で球団を手放すような弱い会社ではない。経営していく現金はある。会社概要を見ても分かるように数百億円はある」
「親会社の支援でやっているようではダメだ」
「うまく(経営再建が)出来れば、球団として株式公開や選手にストックオプションを与えることも考えて行きたい」

ライブドアの近鉄買収が明るみに出てから、「ライブドアは1〜2年の宣伝媒体として利用するだけなのではないか」との懸念も出ているなりが、堀江社長の「5年や10年で球団を手放すような弱い会社ではない」というコメントはそういった声を牽制したものだと思われるなり。もし、本当に近鉄の球団経営に乗り出し、長いスパンに渡って経営再建を目指すのであれば、プロ野球界にとっては今の枠組みを無理に壊す必要がなくなるだけに、大きなメリットになるのは確か。一部で根強く言われている、「買収が不可能だと分かっているので、売名行為的に名乗りを上げているだけ」という推測が、本当のところでなければ良いなりが……。

また、記者会見に同席した宮内亮治CFO(最高財務責任者)は買収交渉の経緯を説明しているなり。
「今年2月下旬から3月にかけて、ある証券会社から買収の話があり、話を進めたが相手にされなかった。ただ、そのときはシーズンが終わってからという話だった」
「先日、近鉄とオリックスとの合併の話が出てきて、当社としても何とかしたいという気持ちがあった。選手会につながる人と話をし、その人を通じて近鉄とまた話を進めた」

噂では、今回のライブドアによる近鉄買収の動きは、オーナー主導で急がれている球界再編の流れを阻止するために、選手会側が送り込んだ刺客、なんて話も出て来ているなりが、選手会に関係のある人物が交渉の仲介に入ってるのは事実のようなりね。近鉄とオリックスの合併が表面化してからは、プロ野球選手会の古田敦也会長と巨人の渡辺恒雄オーナーとの間で考え方が真っ向から対立しているだけに、今後の動き次第ではドロ沼化していく可能性もあるかもしれないなり。

しばらく近鉄とオリックスの動向、オーナーと選手会の動向、そしてライブドアの動向から目が離せなそうなりね。

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