これから将来お子さんの欲しい男性や、ご家庭はちょっと注目のニュースかもしれません。

ハンガリーの Szeged大学のImre Fejes博士がこの度まとめた研究結果によりますと、携帯電話使用と男性の生殖能力低下に何らかの関連性があるらしい、とのことです。

博士の研究チームが、211人の男性を対象に携帯電話の使用頻度を調査し、さらに彼らの精子も検査。それによると携帯電話を全然使用しないと答えた男性の精子数は、精液1ミリリットルに対し平均して約8万個だったのに対し、携帯電話を常にオンにした状態で、パンツのポケットに入れて持ち歩いている男性の精子は平均で約5万個だったそうです。

また、受精を可能にする為の精子の運動能力も、携帯電話を使用している男性の精子は、携帯電話無使用の男性のそれと比べると、かなりその活発さが劣るとか…。携帯電話を使う人の精子は元気が、無い。

しかし、携帯電話を持ち歩く人の精子の数や活発さがそうでない人のそれと劣る…とは判ったものの、まだその因果関係は当分証明されることはないかもしれません。携帯電話の使用頻度が高い人ほど、仕事で必要不可欠だったり、その仕事自体もストレスの溜まるモノだったり…ということもあり得ますね。

もちろん、この研究を実施した博士自身も「まだまだ詳しく研究しなければならないだろう」と述べています。しかし、博士はまた新しいリサーチの結果を今週ベルリンで開催される学会で発表するそうで、それも注目の的になりそうです。

何はともあれ、この仮説が立証されれば携帯電話会社も対応が大変ですな。