アメリカでは時々、黒ジャケット、ヒゲ面、サングラスなコテコテの、それこそステレオタイプそのままなバイクおじさんをお見かけします。愛車をバリバリ言わせてハイウェイなんかを颯爽と走っているのですが、これがまた怖いんだけど、かっこいいんですよねー。

ユタ州はソルトレイクシティー出身のギャリー・イーガンさん56才。想像するに彼もそんなバイク野郎なフィーチャーかと。なぜなら彼は、このたびアラスカからフロリダまでの9000キロ以上に及ぶ道のりを走るどれだけ早く走れるか？というチャレンジに挑戦、新記録を達成したのだそうです。

しかもイーガンさん、アラスカを出発直後トラックと接触事故を起こしかけ、道路からバイクごと転がり落ちてつま先を骨折し、ひじと指を脱臼。それでも自力でバイクを修理し、旅を続けたのだとか…。カンサスシティーでタイヤの交換をした以外は、ガソリン補充と短い休憩のためしかストップしなかったどうです。

そして、スピード違反で捕まることも無く安全運転で見事フロリダへ到着。見事過去の記録を14時間も短くした100時間台を達成しました。

ところで、このバイクで大陸横断チャレンジを開催し、記録を認定しているのがとあるアメリカのバイク協会。んでその団体の名前が "Iron Butt Association"、直訳して『鉄の尻』…。なんつーネーミングでございましょ(笑)。