野球日本代表メンバーを考える。

2004/06/26 12:18 Written by コ○助

このエントリーをはてなブックマークに追加


25日に正式発表されたアテネオリンピックの野球日本代表メンバーに関する、こんなコラムがスポーツナビに出ていたなり。正式発表されたメンバーは事前に流れていたメンバーと少しだけ異なっていたので、改めて見直しておくと。

阪神 安藤優也投手、藤本敦士内野手
巨人 上原浩治投手、高橋由伸外野手
中日 岩瀬仁紀投手、福留孝介外野手
広島 黒田博樹投手、木村拓也外野手
横浜 三浦大輔投手、相川亮二捕手
ヤクルト 石井弘寿投手、宮本慎也内野手

ダイエー 和田毅投手、城島健司捕手
西武 松坂大輔投手、和田一浩外野手
日本ハム 小笠原道大内野手、金子誠内野手
ロッテ 小林雅英投手、清水直行投手
近鉄 岩隈久志投手、中村紀洋内野手
オリックス 村松有人外野手、谷佳知外野手

広島の投手が当初は左腕の高橋健投手との見方が優勢だったなりが、実際に選出されたのは右腕の黒田博樹投手だったなりね。6月25日現在、高橋投手は3勝5敗、防御率4.78。黒田投手は5勝6敗、防御率4.98と成績的には大差ないなりが、中畑コーチが今回の選出の基準として「中継ぎを含め、ロングリリーフが可能なピッチャー」を挙げているので、その辺の適応力を買ったという感じなりか。

今回の代表メンバーでやや心配なのは、先発タイプの投手として選ばれた上原、松坂、和田、黒田、三浦、清水、岩隈の7人のうち、左腕が和田投手だけということ。中継ぎタイプには石井投手と岩瀬投手がいるなりが、現在けがでリハビリ中の石井投手に関しては出場辞退を示唆するコメントも出ているだけに、ちょっとバランスが悪いのは否めないなりね。まあ今の野球は右対右、左対左というセオリーが通用しなくなってきているので、それほど心配することではないのかもしれないなりが、ここぞというところで左投手がいないことがネックにならなければ良いなりが……。

選考にあたって足かせとなったのは、やはり「1球団2人枠」。当初からの決め事なので分かっていたことではあるなりが、この制限によって巨人の二岡智宏内野手、阿部慎之助捕手、中日の井端弘和内野手、阪神の今岡誠内野手、井川慶投手、西武の豊田清投手らが外れ、「ドリームチーム」を結成することができなかったなりね。実際に選出されたメンバーも決して悪いわけでは無いなりが、誰もが納得できるメンバーかと言われれば、それもまた疑問なところ。まあオリンピックはシーズン中に開催されるのでこの制限は仕方のないことだったとはいえ、今後のオリンピックへの参加形態について議論の余地を残すことになったのは確かなり。

個人的にはシーズンを中断して、オリンピックに快く選手を送り出すのが最善だと思うなりよ。そうすれば、例え「1球団2人」でも主力選手が抜けて中途半端な戦力でシーズンが進行することも無いだろうし、オリンピックも盛り上がって野球ファンの裾野が広がるきっかけになるだろうし。まあそこは経営的な判断で各球団が反対していたので実現は難しそうなりが、もし将来的にまだオリンピックの正式競技として野球が存在し、そこにプロを派遣していくのであれば、そういったことも含めて検討し直して欲しいものなり。

なにはともあれ、決定した代表メンバー24人。この選手たちの初陣は7月13日と14日に行われるキューバとの壮行試合になるので、こちらもぜひご注目くださいませ。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.