阪神の関本健太郎内野手、球宴明けにも「失業」危機。

2004/06/25 19:31 Written by コ○助

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故障者が多くて低空飛行を続けてきた阪神も、ジョージ・アリアス内野手の復帰によって打線が息を吹き返し、だいぶ成績を戻してきたなりよ。24日の広島戦にも勝って4連勝となり、借金も完済。32勝32敗の3位となり、首位にも4.5ゲーム差(24日時点)とまだまだ優勝の望みも十分な位置に付けているなりね。まだシーズンの半分も終わってないので、今後オリンピックの影響で各球団の戦力バランスが崩れたときに、阪神にもチャンスが巡ってくる可能性はあるのではないかと。

阪神は開幕直後から故障禍に見舞われ、主力選手がバッタバッタと倒れていったわけなりが、中でも最も層が厚いと思われていた三塁のポジションの選手が総崩れだったことが大きな誤算だったなり。正三塁手候補だった片岡篤史内野手とマイク・キンケード外野手が相次いで離脱、さらに同じく三塁を守れるジョージ・アリアス内野手もケガと、主力級の選手がアッという間に1軍から姿を消してしまったなりね。そのため、三塁のポジションはほぼ日替わりの状態。鳥谷敬内野手をコンバートしたり、速度超過違反&警察からの出頭要請放置のため謹慎処分を受けていた上坂太一郎内野手を緊急昇格させたりと、苦しい台所事情を如実に表していたなりが、その中でも比較的成績を残しながらレギュラーの座を掴みつつあるのが関本健太郎内野手だったなり。

関本選手は昨年もちょこちょこと試合に出ては活躍していた岡田監督の秘蔵っ子。岡田監督が2軍監督時代に育てた選手として浜中おさむ外野手と共に名前の挙がることが多い選手なりが、今年は主力選手の離脱によって巡ってきたチャンスを見事に掴み、現在のところ打率.321、2本塁打、16打点(24日時点)の成績で、クリーンナップを打つこともしばしば。弱体化しかかった打線をしっかりと支えていたなりね。若干右投手のときの成績に難があるのは確かなりが、それでも若い大砲候補が育ってきたことに目を細めている阪神ファンも多いなりよ。

ただ、そんな関本選手もレギュラーの座を完全に掴んでいるのかと言われれば微妙なところ。球宴明けには片岡選手とキンケード選手が共に復帰することが確実視されており、レギュラーから外される可能性が高いとの見方が大勢を占めているなりね。好調ならば、という注釈は付くものの、片岡選手と関本選手を比べたら、今はまだ片岡選手のほうが確実性があるなりからねぇ。まだ日本での実績のないキンケード選手と関本選手だったら、関本選手のほうが良いような気はするなりが……。

若手選手ならではの苦悩を抱えることになりそうなりが、どのような起用法になっても、腐ることなく頑張って欲しいなりよ。才能があるのは誰もが認めていることなりからね。またいずれ、チャンスは巡ってくるはず。と、いうよりも球宴までの残り試合で、誰もがレギュラーとして認めるだけの活躍をしてくれれば良いはずなので、関本選手の奮起に期待したいものなり。

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