ツーカー、シンプルなストレート端末「TT41」を発売。

2004/06/24 15:05 Written by コ○助

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最近はあまりツーカーの新機種に触れることも少なくなってしまったなりが、現在の携帯電話市場では珍しいストレート型の端末が発表されたので、一応ご紹介を。「私たちはケータイをシンプルにする会社です」と公言するツーカー向けの機種だけに、かなり機能が削ぎ落とされた端末となっているようなり。

発表された「TT41」は音声通話とメール機能の利用に特化した東芝製の端末。EZwebへの接続もできない思い切った仕様で、当然カメラなどの機能はなし。画面は1.6インチの4,096色表示のSTN液晶。液晶のスペックもちょっと数世代前の携帯電話といった感じなりね。ただ、これは連続通話/連続待受時間を伸ばすために消費電力の少ないSTN液晶を採用したようで、連続通話は約180分、連続待受時間は約3週間と、現在主流の携帯電話端末に比べるとかなり長くなっているなり。

デザイン的にはアンテナレスの長方形のデザインで、これはこれでアリかな、と。でも、シンプルを追求したわりには大きさは約44×129×16mmとやや平凡。重さも約91gと驚くほど軽いというわけでもなく、あまり特徴がない端末と言えそうなりか。かつて携帯電話の軽量化競争があった時期にはもっと軽量の端末もあっただけに、もっとアッと驚くようなウリを見せて欲しかったなりねぇ。「ケータイをシンプル」にして「通話に特化」したストレート端末を謳うのであれば、せめてNTTドコモのソニー・エリクソン製の端末「premini」くらい思い切ったことをしないと、ユーザーを引きつけることは難しいと思うなりよ。まあ、この辺はツーカーの置かれているキャリアとしての微妙な立場もあるので、なかなか難しいところではあるなりが。

ツーカーユーザーが集うファンサイトなどの掲示板を見ていると、「TT41」には早くも厳しい意見が出ているようなり。まあ一般のユーザー向け、というよりはプリペイド式の携帯電話ユーザーや中高年のユーザー向けといった感じがする(ツーカーの発表ではターゲットは30代以上の男性ユーザー)ので、若いツーカーユーザーにはウケがあまり良くないようなりね。

とはいえ、ただでさえ新機種の投入が少ないツーカーなので、ツーカーユーザーの人はとりあえずチェックしてみてくださいなり。実際に触ってみたら結構良かった……なんてこともあるかも。

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