こんにちは、連日連夜のサッカー観戦で完全に寝不足なエアロプレインです。EURO2004は今夜から最初のターニングポイントである「グループリーグ最終節」を迎えますので、簡単な観戦ポイントをまとめてみようかと思います。

[グループA：スペインxポルトガル　ロシアxギリシア]
グループA最終節の見所といえば、やはり今夜のスペイン対ポルトガル。ギリシャが勝ち抜けする可能性が非常に高いため、優勝候補とも言われたこの両国のうちどちらか負けたほうが落ちることは必至。まさしくイベリア半島ダービとでも表現したくなるような死闘になるでしょう。スペインはスタメンを入れ替えてくるようで、先発するであろう次世代のエース、フェルナンド・トーレスの出来が結果を左右しそう。ポルトガルは同じく次世代のエース、クリスティアーノ・ロナルドが鍵を握りそう。是非とも左サイドではなく、得意な右サイドで起用してほしい。


[グループB：クロアチアxイングランド　スイスxフランス]
グループBではフランスの試合結果が気になるところ。イングランド戦、クロアチア戦ともに崩しての得点が得られなかったフランス。運も使い果たしてしまったとしたら、スイスに引き分け以下となってしまう可能性は低くないでしょう。逆にスイスは前2試合同様の退場劇だけは避けたいところ。2試合とも不安定さを露呈しているフランスDFのシルベストルを狙っていけば、PKが得られるかも？崩せないフランスを組織でがっちり守ってほしい。勝てばまだ決勝トーナメントへの道は見える。
イングランドは勢いに乗るクロアチアが相手。好調のルーニーをうまく使うことでの攻めが最大の防御となりそう。守りに出たならば、絶対に負ける。そんな気がする。


[グループC：イタリアxブルガリア　デンマークxスウェーデン]
グループCではデンマークとスウェーデンの戦いがイタリアの運命を握るという、非情に先の見えない状態。両国が2-2で引き分けた瞬間、イタリアは全てが終わる（そのため、引き分けたら談合だとか言われそう）。個人的に、イタリアはあの出来で決勝トーナメントへは出てほしくないなぁ。デンマークとスウェーデンこそが、このグループ勝ちぬけに最も適当だと思う。気になるのは、前節でのブルガリアの腐りよう。やる気が無いとしたら、イタリアに大量失点を喫してしまうかもしれない。ブルガリアがイタリアに勝ったなら、だれからも疑われずにこのグループは終わるのに・・・。


[グループD：ドイツxチェコ　オランダxラトビア]
今大会最もエキサイティングな試合を演じたチェコとオランダの命運がはっきりと別れたこのグループ、もしチェコがドイツとの試合でスタメンを入れ替えたりしたならば、オランダはもうおしまいかもしれない。既に決めているチェコと戦うドイツは、少なくとも気持ちの面でアドバンテージをもらっていることは確かでしょう。ドイツが引き分け以下な場合のみ、オランダには決勝トーナメント進出の可能性がある。でも恐らく明日あたりには監督と選手の不和が伝えられると思うので、不安を残した試合になることは予想に難くない・・・。あの不安定なディフェンス陣が、今大会No1であろうカウンターに沈む場面が用意に想像できるのがオランダファンとして悲しいところ。


以上、最終節の見所を簡単にまとめてみました。確定はチェコのみ、ほぼ確定はフランスとギリシアのみ。どの試合も素晴らしい内容になることを祈りましょう。下手をすると、決勝戦なんかよりよっぽど面白い試合になる可能性も・・・。