性教育が功を成す?アメリカ生まれのパンダ、妊娠へ。

2004/06/17 03:19 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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パンダと言えば、純真無垢な子供達のアイドル。中国の可愛らしいシンボル…。なのにイキナリ性教育ですかぁ?『繁殖行為』のビデオですかぁ(涙)。

とはいえ、これはいたって真面目な話。野生のジャイアント・パンダは今現在たったの1,500頭余り。中国に限らず、世界中の動物園でもなんとか種の保存を!という事でいろいろな繁殖プロジェクトが実施されています。

日本の上野動物園でも、オスの『リンリン』がメキシコのチャプルテベック動物園に、出張お婿さんとして過去に三度ほど海を渡ったのをご存知の方もいらっしゃるのではないでしょうか。ちなみに、リンリンちゃんパンダとしては脂の乗り切った中年期。メキシコの若いお姉ちゃんパンダ3匹の相手ですから、さぞかし嬉しい『子作り』企画だったんでは?と俗物なウォール真木は考えてしまったんですが…。

実際には若いラテンのノリに付いていけなかったのか、どうも上手く行かなかったようで。結局3度も出張したけれど、子供には恵まれず、今現在、今度はメキシコから上野動物園にメスのシュアンシュアンちゃんがが貸し出し中だそうです。果たして、赤ちゃんパンダは誕生するのか?嗚呼、バンビーノ、バンビーノ。

さて、アメリカはサンディエゴに住む4才のメス・パンダ、華美(フアメイ)ちゃん(ちなみに、中国語で「華」は中国を意味し。「美」はアメリカを表すのだとか)。お年頃の彼女、この度中国へ『里がえり』して、子作りに励んでいるそうです。しかし彼女は野生での生活をしたことが無く、自然な繁殖行為ももしかしたら知らないんじゃ…?という懸念から、中国の施設内で他のパンダが行っているその『行為』をビデオで視聴することに…。お年頃だって言ったのに、パンダ相手とはいへ、俗物なワタクシはまたのけぞったワケですが。

しかしこれが功を成してか、なんとフアメイちゃん『自然な成り行き』で見事妊娠。9月には待望の赤ちゃんが生まれることになったそうです。よかったね。

しかし、パンダの世界もいろいろ複雑…。

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