ヤクルト、1リーグ制へ移行なら合併も視野に。

2004/06/15 08:11 Written by コ○助

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まだまだ続くプロ野球の再編問題。近鉄とオリックスが合併して球団数が減ることで、かねてから巨人の渡辺恒雄オーナーが持論として唱えていた1リーグ制への流れが加速しそうな勢いなりが、雪崩を打ったように他球団からも合併に関する動きが出始めているなりね。懸念されていたことが現実になってきたなりねぇ。

近鉄とオリックスの合併が発表されてから、いの一番に「次の合併球団」として名前が挙がったのは親会社が経営危機&たびたび身売り説が出ていたダイエーと、観客動員の低迷に苦しむロッテ。報知新聞や一部夕刊紙に一面トップでデカデカと名前が出るなど、その信憑性はともかく、思わず納得できてしまうところに不安を感じないわけにはいかなかったなりよ。ただ、これらの報道に関してはダイエーの高橋裕幸球団社長が「合併も球団売却もないです。われわれは従来通りダイエー・ホークスとして、やっていくだけ。他球団と合併? 聞いたこともない」と明確に否定。また、ロッテの重光昭夫オーナー代行も「私の知る範囲では、ありません。けさ、テレビを見て何だこれはと思ったくらいですから」と否定しており、今のところ早急に何か動きがあるというわけでは無さそうなりね。

ダイエーとロッテはとりあえずは大丈夫。ちょっとホッとしたと思ったら、今度はヤクルトの名前が浮上してきたようなり。なんでも、ヤクルトの多菊善和球団社長が「今のところ1球団でやっていけているからヤクルト自体が合併することはない」と前置きした上で「球界全体がそういうふうな(再編の)流れになれば、話は別だ」と発言。1リーグ制に移行した場合には他球団との合併を視野に入れていることを示唆したなりね。

基本的に、選手の年俸が高騰していることもあって球団経営が逼迫しているのは、特定の球団を除いてどこも同じ状況。単に「合併しました」「1リーグ制にしました」では状況は何も変わらず、また次の合併や解散を生むことになるだけなので、もっと根本的な利益を再分配するシステムとか、選手の年俸を抑制する措置とか、そういった部分の改革をやっていく必要があると思うなりよ。まあ、そうは言ってもナベツネが睨みを利かしているうちは無理なような気はするなりが……。

でも、プロ野球全体の人気が低迷すれば巨人にもしっぺ返しがくるのは確実。そろそろナベツネには海老で鯛を釣る的な打算でも良いので、プロ野球全体のことを考えた動きを見せて欲しいなりねぇ。ナベツネがイエスと言えばイエスになる情けないプロ野球界なので、ファンが納得できるような改革に着手して欲しいものなり。と、期待するだけ無駄な気もするなりが(笑)。ほんと、こういう時こそ西の雄、阪神の久万俊二郎オーナーが頑張らないといけないはずなりが、最近は特にナベツネに追従する動きしか見せていないなりからねぇ。もうガックリなり(笑)。

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